2011年07月25日 08時00分

ブーム来る? ギリシャヨーグルト〜日本メーカーも追随

ギリシャの伝統製法を採用した『濃密ギリシャヨーグルト PARTHENO(パルテノ)』(森永乳業) [拡大する]

ギリシャの伝統製法を採用した『濃密ギリシャヨーグルト PARTHENO(パルテノ)』(森永乳業)

 機能性、カスピ海、脂肪ゼロ、フローズンなど、さまざまな流行が生まれたヨーグルト界に“新顔”が登場する。森永乳業は9月1日より、ギリシャの伝統製法を採用した『濃密ギリシャヨーグルト PARTHENO(パルテノ)』を首都圏限定で発売すると発表。欧米では急成長を遂げているギリシャヨーグルトだが日本のメーカーが商品化するのは初めて。今後、日本国内でもブームになる可能\性を秘めている。

 ギリシャヨーグルトはヨーグルトの上に溜まる水分や乳清を伝統の“水切り製法”で除去している点が最大の特徴。食感は市場に出回っている通常のヨーグルトよりもクリーミーで、スプーンを逆さにしても落ちないほど。クリームチーズのような濃厚な風味とひかえめな酸味がうけ、欧米ではバターやクリーム、アメリカではサワークリームの代用品として、料理に使われることもあるという。

 古くからギリシャとその周辺国では愛用されていたが、2005年のアテネ五輪以降に米国でも注目され、現在ではヨーグルト市場の20%を占めるほどの人気に。日本でも米国のヒットを受け、輸入食材店などで取り扱われているほか、レストランでもこのヨーグルトを使ったメニューが開発されるなどしている。

 日本メーカー初の商品となる「PARTHENO」は、ギリシャの乳製品市場でトップクラスの売上を誇るDELTA社とライセンス契約を結んで製造。ヨーグルトの成分を3倍濃縮し、濃密な食感に仕上げた。商品にはハチミツが添付されており、好みの甘さに調整することができる。森永乳業は同商品を発売することで「日本のヨーグルト市場に新たなカテゴリーを構築していく」としている。

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