2011年08月04日 20時04分

星付き店、高級クラブも対象 東京・中央区が“お食事券”発行

 日本橋や銀座、築地など東京の名所を多数抱える中央区は4日、区内の取り扱い店舗で利用できる『ハッピーお食事券』を発行すると発表した。1冊1万円で、1万2000円分の食事を楽しめる。なお、同区はこれまでにも区内共通買い物券を発行したことがあるが「自治体が参画し、飲食店のみを対象とするプレミアム付きクーポンは、全国的に大変珍しいもの」という。

 同券は東日本大震災の影響で来客数が減少した飲食店活性化のために企画。中央区の特徴のひとつである“食”にスポットを当て、区内の料理飲食業組合等が参加する実行委員会と食事券発行を実現した。取り扱い店舗は1000店を目標にしており、ミシュランの星付きレストランや月島のもんじゃ屋、銀座の高級クラブなども含まれるという。

 同チケットを使用した場合、釣銭の払い戻しは行わないが、店舗側が釣銭の同額を東日本大震災の義援金に充当するほか、参加店舗が売上の一部を任意で寄付に回すなどの復興支援も行う。

 販売対象は18歳以上の個人で、申し込みははがきにて8月22〜31日受付。発行部数は2万冊で応募者多数の場合は抽選になる。使用期間は10月1日から2012年2月29日。1冊1000円の食事券が12枚ついており、発行額は2億円で額面は2億40000万円。

CS編集部 Facebook オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について