2011年08月25日 16時16分

アップルのスティーブ・ジョブズCEOが退任「残念ながらその日が…」 

 米・アップルは24日、同社の創設者であるスティーブ・ジョブズ最高責任者(CEO)が同日付で退任したと発表した。ジョブズ氏は取締役会会長に就任し、後任はティム・クック最高執行責任者(COO)が務める。同社Webサイトには「Letter from Steve Jobs(スティーブ・ジョブズからの手紙)」を掲載。これまで“職務が果たせなくなった時には退く”と語っていたジョブズ氏は「残念ながら、その日が来ました」とメッセージを寄せている。以下、メッセージ全文。

<スティーブ・ジョブズからの手紙>

Apple取締役会およびAppleコミュニティーの皆様

私はこれまで常々、私がAppleのCEOとして職務と期待に応えられなくなるような日が来たときは、私からまず皆様にお伝えすると申してきました。残念ながら、その日が来ました。

私はAppleのCEOを辞任いたします。もし取締役会が認めてくださるならば、取締役会会長、取締役そしてAppleの従業員として今後も務めさせていただきたいと思います。

私の後任には、継承計画を実行し、ティム・クックをAppleのCEOに任命するよう、強く薦めたいと考えています。

Appleの最も輝く、最も革新的な日々はこれからだと信じています。その成功を新しい役で見守り、また貢献したいと思っております。

私はAppleで、生涯で最高の友人と言える人たちと出会いました。長年にわたり、皆様と一緒に仕事をさせていただいことに感謝いたします。

スティーブ

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