2011年08月30日 13時52分
東京・渋谷に世界初のUEFAチャンピオンズリーグ公式ストアがオープン
オープニングセレモニーに出席した（左から）ダニエレ・マッサーロ、フランコ・バレージ、ジダ （C）ORICON DD inc.
ヨーロッパ各国のサッカー・クラブチームがナンバー1を目指して戦う『UEFAチャンピオンズリーグ』（以下、CL）。FIFAワールドカップと並び、世界最高峰の国際大会として絶大な人気を誇る同大会の世界初となるオフィシャルストアが30日、東京・渋谷のサッカーショップ加茂渋谷店1階にオープンした。開店を祝うセレモニーには、イタリア・ACミランで活躍したフランコ・バレージ、ジダ、ダニエレ・マッサーロが駆けつけた。明日は仙台で、東日本大震災の復興支援のためのチャリティー・マッチに出場する3人は「日本の皆様に少しでも力を与えたい。被害に遭われた方々の役立つことができれば」とエールを送った。
CLには、各国リーグの前年度の上位チームが参加でき、予選リーグなどを経て本大会に出場できるのは32クラブ。4クラブ8グループに分かれてグループリーグを争い（ホーム・アンド・アウェー方式の2回総当り）、各組2位までの16チームが決勝トーナメントに進む。準決勝まではホーム・アンド・アウェー方式で、決勝のみ中立地での1戦決着となる。2010〜2011シーズンは、スペインのFCバルセロナが優勝している。
現役生活のすべてをACミランに捧げたDFバレージは、3度のCL優勝を経験。「ビッグイヤー（優勝カップのこと）を見るたびにときめく。CLはヨーロッパでプレーする選手にとって最大の目標。自分は3度も持ち上げる幸運に恵まれました」。清水エスパルスでもプレーをしたことがあるFWマッサーロもACミラン在籍時に2度のCL優勝を経験。「その興奮を言葉で伝えるのは難しい。今も思い出しただけで鳥肌が立つ。言っていいのかわからないが、私もカップを持ち上げただけでなく、自宅に持ち帰り1日そばで過ごしたとてもいい思い出があります」と振り返った。
GKのジダも2度優勝。2002〜2003シーズンの決勝では、同じイタリアのユベントスを相手にPK戦にもつれ込み、3回PKを止めるという偉業を成し遂げた。ジダは「その時のことはよく覚えています。すごく嬉しかったし、すごく緊張して大変でした。責任も重大で、3回阻止できて本当によかった」と振り返った。
2011〜2012シーズンでCLに出場する日本人選手は、宇佐美貴史（FCバイエルン・ミュンヘン／ドイツ）、宮市亮（アーセナルFC／イングランド）、長友佑都（FCインテル・ミラノ／イタリア）、香川真司（ボルシア・ドルトムント／ドイツ）本田圭佑（PFC CSKAモスクワ／ロシア）という顔ぶれ。香川は同ストアのオープンに際し「自分の力がどこまで通用するのか、すべてをかけて挑みたい。日本でもこのストアを通して、一緒にCLの舞台を楽しみましょう」とビデオメッセージを寄せた。同ストアではCLに出場するクラブのユニフォームやグッズを取り扱うほか、同大会に関するさまざまな情報発信を行っていく。
