2011年10月09日 10時00分

女性の手帳、大型化進む? 2012年版の注目は“単行本サイズ”

2012年版のトレンドは「花柄」、注目サイズは「B6」だという (C)ORICON DD inc. [拡大する]

2012年版のトレンドは「花柄」、注目サイズは「B6」だという (C)ORICON DD inc.

 10月に入り、文具店や雑貨店では2012年版のスケジュール帳が店頭を賑わしている。手帳製造・販売の大手、日本能率協会マネジメントセンターの調査によると、現在もっとも多く利用されているのは文庫本と同じA6サイズだが、「今後注目なのは単行本と同じB6サイズ」(同社)だという。

 スケジュール帳の人気サイズは性別・世代によって若干異なっており、女性はバッグの中で邪魔にならずたっぷり記入できるA6サイズ、40代以上の男性はスーツの内ポケットに入れる習慣があるため縦長サイズや小型サイズが人気だ。

 しかし、20代の女性は他の世代とは少し異なり、1番人気はA6サイズ(40.8%)だったもののB6サイズも35.2%と肉薄。単行本サイズならば記入量が増やせるうえ、シールやなどのアイテムも貼りやすいとあって、現在ではスケジュール帳用のシールなども続々と発売されている。

 「現在主流になっているA6サイズも20代の女性から流行しているんです」と語るのは同社総合企画部の矢野真弓主任。また、同社のB6サイズ手帳販売冊数も2010年版は25万1000冊だったのに対し、2011年版は33万5000冊と増加しており、2012年版は40万2000冊の販売数を見込んでいるという。

 ちなみに、女性に人気のデザインは“花柄”で、「40〜50代層が中心だった花柄デザインの人気が若年層にも拡大している」(矢野主任)。同社は今年B6サイズや花柄デザインの商品を拡充するほか、テレビ番組とのコラボレート商品も展開し若い世代に訴求していく。

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