2011年11月15日 09時02分

『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ第1作が新作アニメで復活

新作アニメ−ション『宇宙戦艦ヤマト2199』の公開が決定 [拡大する]

新作アニメ−ション『宇宙戦艦ヤマト2199』の公開が決定

 2010年にはSMAPの木村拓哉主演で実写映画化もされた不朽の名作アニメ『宇宙戦艦ヤマト』が、完全新作アニメーション『宇宙戦艦ヤマト2199』としてよみがえる。1974年より読売テレビ系列で放送されたTVアニメシリーズ第1作をベースに、2199年という時代設定は同じだが、過去のシリーズで設定やメカニックデザインを担当した出渕裕総氏を総監督に迎え、製作陣を一新してビジュアルなどを再構築する。

 シリーズ第1作は、ガミラス帝国の侵略で破滅寸前に追い込まれた地球を救うために、銀河をはるかに超えた惑星イスカンダルへ旅立つストーリー。その第1話・第2話をTV放送に先駆けて2012年4月7日より全国10館でイベント上映されることが決定した。

 出渕総監督にとって「この作品は偉大である。自分が、いまここに在るのは、自分が、この世界に誘われたのは、37年前のこの作品との出会いがあったからだ」と語る。しかし、年月が経ち、『ヤマト』を知らない世代も増えてきた。出渕監督はオリジナルへの感謝と敬意、自らの思いを込めて「だからこそ、避けるわけにはいかない。だからこそ、伝えていかねばならない。だからこそ、やり遂げねばならない」と意気込んだ。

 アニメ評論家の氷川竜介氏は「終末ブームで陰鬱な空気が漂っていた1974年、『ヤマト』は“テレビまんが”と呼ばれていたアニメの児童向けというポジションを一変させた。不利な状況にくじけず未来を切り拓く、ヤマトの強い信念と志を必要とする時期が、また到来したのである。最新ビジュアルと入念に再構築されたストーリーで単なるリメイクの枠を大きく超える、熱き魂の継承の瞬間をぜひ目撃しよう!」と、今回の試みに期待を寄せている。

 イベント上映は約50分(予定)。上映館は東京・新宿ピカデリー、神奈川・横浜ブルク13、千葉・MOVIX柏の葉、埼玉・MOVIXさいたま、栃木・MOVIX宇都宮、大阪・なんばパークスシネマ、京都・MOVIX京都、愛知(名古屋)・ミッドランドスクエアシネマ、福岡・福岡中洲大洋、北海道・札幌シネマフロンティア。

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