2011年12月02日 16時11分

年末年始、実家帰省や家族連れの“絆旅行”が増加 Xmas旅行も人気

今年の年末年始は実家に帰ったり家族で旅行をする人が増加 [拡大する]

今年の年末年始は実家に帰ったり家族で旅行をする人が増加

 JTBは2日、年末年始(12月23日〜1月3日)の旅行動向を発表した。今年は23〜25日が3連休になっており、この連休を利用した“クリスマス旅行”が増加。また、「実家へ帰省する」「子ども連れの家族旅行をする」と答えた人が増加傾向にあり、同社は「今年の年末年始は久しぶりに帰省する人を含め、親族や友人とのつながりを深めるために実家や遠方へ旅行する人が増える」と分析している。

 個別の数字をみると、1泊以上の旅行に出かける人数は国内・海外ともに昨年より増加し、国内旅行は2948.8万人(1.5%増)、海外旅行は59.6万人(4.7%増)。国内旅行の出発日ピークは12月30日・31日、海外旅行は12月29日・30日。帰着日は国内・海外ともに1月2日・3日で、海外旅行組は8日・9日の帰国も増える見込み。

 クリスマスイブを挟んだ23日〜25日の3連休は夜景やイルミネーションが楽しめる都市やテーマパークが人気に。温泉地やリゾート地の予約も好調で、この時期の旅行者は「昨年を上回る模様」(同社)という。また、旅の目的について「実家で過ごす」と答えた人は前年比4.4ポイント増の40.4%、旅行の同行者も「家族」と答えた人が昨年より3.3ポイント増の41.9%となった。

 人気の国内旅行地は東北新幹線の延伸で便利になった青森、世界遺産に登録され注目を集める岩手・平泉など。また、新幹線全線開通の効果もあり九州方面も宿泊予約が集まっている。また、今年は暦の関係で連続休暇が取りにくいものの、円高効果もあり海外旅行も堅調。SMAPの5人が空中庭園「サンズ・スカイパーク」を歩くソフトバンクのCMで注目を集めたシンガポールのほか、定期便が増加したハワイが人気となっている。

 同調査は今回で43回目。航空会社予約、業界動向、JTB予約状況、1200人へのアンケートから推計している。

オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

当サイトで公開されている情報(文字、写真、イラスト、画像データ等)及びこれらの配置・編集および構造などについての著作権は株式会社oricon MEに帰属しております。これらの情報を権利者の許可なく無断転載・複製などの二次利用を行うことは固く禁じております。