2011年12月05日 16時14分

ヒット商品番付、“2年ぶり復活”の横綱は「なでしこジャパン」と「スマートフォン」

 SMBCコンサルティングは5日、2011年のヒット商品番付を発表した。昨年は「大ヒットに繋がる勢いに欠けた」ことから横綱不在となったが、今年は2年ぶりに復活。未曽有の大震災を乗り越える勇気と元気を与えてくれた「なでしこジャパン」が東の横綱に、生産拡大で関連産業への経済波及効果が期待される「スマートフォン」が頂点に輝いた。


 同社は今年の傾向について「震災によるサプライチェーンの寸断や自粛ムードの拡大、電力供給の制約、原発事故による放射能性物質の拡散等は、日本経済に広く影響を及ぼした」こと、欧州債務危機による円高やタイ洪水による影響が日本経済を苦しめ、「期待された復興特需も政策の遅れが響き、景気を押し上げる力には至っていない状況」と分析。

そんな中、沈みがちだった日本列島に歓喜をもたらした「なでしこジャパン」、今年度の国内出荷台数が2000万代を超えると予想されている「スマートフォン」が横綱に。東の大関にはアラブ諸国の民主化運動で重要なツールとなったほか、国内ではスマホ人気を支えているSNSの「Facebook、Twitter」が入った。

 その他、震災の影響による夏の節電対策で注目を浴びた「スーパークールビズ」や「冷やしフード」が両関脇に選出されたほか、芦田愛菜と鈴木福の愛らしいダンスが人気となった「マル・マル・モリ・モリ!」が殊勲賞に、累計発行部数が420万部を超えた『体脂肪計タニタの社員食堂』が敢闘賞に、日本企業の技術が結集された飛行機「ボーイング787」が技能賞に選出されている。




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