2011年12月11日 12時55分

今年の創作四字熟語に「電考節夏」「才足兼美」など

 住友生命保険は8日、毎年恒例の『創作四字熟語』の優秀作10編・入選作40編を発表した。今年の優秀作品には【電考節夏(でんこうせっか)】【帰路騒然(きろそうぜん)】など東日本大震災に関連した言葉のほか、45歳年下の一般女性と再婚したザ・ドリフターズの加藤茶をはじめ、芸能界の大御所たちが一回り以上歳の離れた女性と結婚したことで話題になった【熟年差婚(じゅくねんさこん)】、なでしこジャパンの活躍を表現した【才足兼美(さいそくけんび)】などが選ばれている。

 同企画は今回で22回目。以前から使われている言葉をもとにその年の世相を反映したオリジナル四字熟語を創作するもので、今年は1万1023作の応募があった。

 優秀作に選ばれた震災関連の言葉は、自然の力を前になす術がない状態を表した【天威無法(てんいむほう)】、“奇跡の一本松”として話題となった岩手県陸前高田市の松をテーマにした【一松懸命(いっしょうけんめい)】、世界中から多額の義援金が寄せられたありがたさを“合縁奇縁”をもじって表現した【愛円義援(あいえんぎえん)】など。その他のジャンルでは、次々と飛び出す政治家の失言を揶揄した【舌渦繚乱(ぜっかりょうらん)】が選ばれた。

 入選作の中には今年10月に亡くなった米アップル元CEOのスティーブ・ジョブズ氏を偲んだ【i悼之意(あいとうのい)】、伊達直人を名乗る人物からの贈り物が相次いだタイガーマスク現象を表す【贈答虎面(ぞうとうこめん)】、2年弱にも及ぶアースマラソンを完走した間寛平を称えた【寛全燃走(かんぜんねんそう)】などが選出されている。

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