2011年12月22日 20時26分

年末年始のドライブに向け… JAFが車の事前チェックを呼びかけ

“ガス欠”は意外と多い救援依頼のひとつ。大規模な渋滞が予想される年末年始は燃料の残量をチェックし、早めの給油を心がけよう [拡大する]

“ガス欠”は意外と多い救援依頼のひとつ。大規模な渋滞が予想される年末年始は燃料の残量をチェックし、早めの給油を心がけよう

 一般社団法人日本自動車連盟(JAF)は22日、冬場のトラブルによる救援依頼が増加することから、年末年始に向け「車の事前チェックポイント」を発表した。23日からの3連休や年末年始に車で出かける人は、改めて確認したほうがよさそうだ。

◇バッテリー上がり
 気温が低いとバッテリーの液温が下がり、バッテリーの能力が低下する傾向にある。そのため、年間で12月と1月はバッテリー上がりの救援依頼が多くなり、「月9万件以上となることもある」(同連盟)という。バッテリーは使用環境によって劣化状況が変化するため、ガソリンスタンドやカーショップで事前にバッテリーチェックをしておきたい。

◇タイヤの滑り止め
 降雪地域や山間部の道路ではチェーン規制などが実施されるこの季節。出かけた先で路面凍結などが起こっている場合もあるので、タイヤチェーンやスタッドレスタイヤは準備しておいたほうがよいだろう。タイヤチェーンは事前に取り付けの練習もしておいたほうがベター。また、自分でスタッドレスタイヤに交換した時はナットの閉め忘れにも注意を。

◇燃料切れ、燃料凍結
 “ガス欠”はどの季節にも意外と多い救援依頼のひとつ。特に大規模な渋滞が予想される年末年始、高速道路を走行する場合は燃料の残量をチェックし、早めの給油を心がけよう。また、ガソリンは凍結する心配はないものの、比較的温暖な地域で販売されている軽油には凍結対策が行われていないため、スキー場など気温が低い場所に長時間駐車すると軽油が凍結しエンジンがかからなくなる場合も。凍結を防ぐためには出かけた先の寒冷地で給油する方法がもっとも簡単。残量計算をしながら余裕をもって現地に向かおう。

 なお、高速道路各社の発表によると、年末年始期間の渋滞は、下り線が12月29日〜30日と1月2日〜3日。上り線が1月2日〜3日。ピーク時には10km以上の渋滞が多く発生すると予測されている。

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