2012年03月01日 19時32分

赤プリ跡地はオフィス&住宅の複合施設に 2016年開業予定

昨年3月に閉館した『グランドプリンスホテル赤坂』(2011年3月31日撮影) [拡大する]

昨年3月に閉館した『グランドプリンスホテル赤坂』(2011年3月31日撮影)

 昨年3月末、55年の歴史に幕を下ろした『グランドプリンスホテル赤坂』(東京都千代田区)跡地にホテルやオフィス、商業施設、賃貸住宅を建設すると、西武ホールディングスが1日、発表した。2013年に着工、2016年に開業を予定している。

 3万平方メートルの敷地がある同計画地だが、建築する建物は「ホテル・オフィス棟」と「住宅棟」の2棟のみ。緑地を多く残し、1930年に建てられた旧グランドプリンスホテル赤坂旧館(旧李王家東京邸)は歴史的・文化的価値を今後も活かせるよう再整備する。

 「ホテル・オフィス棟」は低層階に飲食店舗や食品スーパーが入り、中層階は1フロアあたり約3000平方メートルの賃貸オフィス、高層階に約250室を持つホテルを展開する。「住宅棟」は約130戸で構成される。

 “赤プリ”の愛称で親しまれ赤坂エリアのランドマーク的存在として知られていた『グランドプリンスホテル赤坂』は1955年に開業。場所が永田町に近いこともあり、多くの政治家が利用したほか、有名人の結婚式や記者会見などの会場としても使用されていたが2011年3月31に閉館。閉館後は解体工事が始まる6月末まで、東日本大震災被災者の一時的な避難施設として活用された。

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