2012年02月06日 16時12分

非常用『コアラのマーチ』 今年は異例の2月発売

東日本大震災から1年を迎えるこの時期に発売される非常食商品『コアラのマーチビスケット(保存缶)』 [拡大する]

東日本大震災から1年を迎えるこの時期に発売される非常食商品『コアラのマーチビスケット(保存缶)』

 例年防災の日(9月1日)に合わせて期間限定発売を行っていたロッテの非常食商品『コアラのマーチビスケット(保存缶)』が、7日より全国で発売される。2009年より全国で展開していた同商品だが、この時期に発売するのは今回が初。東日本大震災から1年を迎えるこの時期、発生リスクが高まっていると言われる次の大地震に向けて、改めて防災意識を高めてもらう狙いがある。

 昨年3月の震災時に被災地への救援物資として提供された同商品は、プレーンタイプのビスケットで賞味期限は製造から5年間。子どもたちをはじめ、避難所などで不安な思いで過ごす被災者の心を少しでも癒そうと、ビスケットにはお馴染みコアラのイラストがプリントされている。また、缶の側面には災害用伝言ダイヤルの「手引書」がプリントされているなど、いざという時に役立つ情報も紹介している。

 “お菓子の非常食”は同社のほか、江崎グリコや森永製菓なども展開。江崎グリコの『ビスコ』は防災意識の高まりもあり、 5年間保存可能な『ビスコ保存缶』が前年比 7倍を超える出荷を記録。シリーズとしても80年の歴史で過去最高となる45億円を達成する見込みとなっている。

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