健康茶ブームの中… 南米の“飲むサラダ”、マテ茶に注目

南米で古くから飲まれている「マテ茶」の茶器類 (C)ORICON DD inc. [拡大する]

南米で古くから飲まれている「マテ茶」の茶器類 (C)ORICON DD inc.

 健康志向の高まりとともに茶カテキンやラクトトリペプチド、ポリフェノールなどが配合された飲料が注目を集める中、南米で古くから飲まれている「マテ茶」がじわじわと浸透している。2007年頃からマテ茶を取り扱う店舗や飲食店が増え、認知度も徐々に向上。日本マテ茶協会は、日本の食文化の変化や健康意識の高まりを受け、マテ茶を日本国内で広めていくつもりだという。

◆ポリフェノール&ミネラルが豊富なマテ茶 抗肥満効果も期待

 17世紀頃から南米で広く普及されるようになった「マテ茶」は、モチノキ科の常緑樹であるマテの葉から作られる。南米諸国をはじめ、アメリカ、ヨーロッパなどで多く消費されており、コーヒーや茶と並び称される“世界三大飲料”のひとつとされている。

 「マテ茶」にはポリフェノールとミネラルが豊富に含まれており、肉料理が中心で野菜類をほとんど摂取しない南米では“飲むサラダ”と呼ばれている。また、近年ではマテ茶の抗肥満効果も研究されており、動物実験では体重増加抑制に加え、血液中の中性脂肪やコレステロールの濃度が減少することも報告されている。

 古来から伝わる飲み方は“グァンボ”と呼ばれる専用の壺状容器に茶葉を入れ、水もしくは湯を注いで先端に複数の穴があいている金属製の専用ストローを差し込み飲むというもの。しかし現在は、紅茶のようにティーポットを使ってカップに注ぐ飲み方が一般的になり、日本でもティーバッグや茶葉が販売されている。

◆肉食化する日本の食文化にマテ茶を

 日本マテ茶協会は現在、日本国内におけるマテ茶の普及啓発活動を行っている。近年、輸入食材店が増え、海外食文化への関心が高まっているほか、健康飲料に関心が高い今だからこそ「マテ茶」をアピールするチャンスと踏んだ。特に、近年の日本人の食文化の変化は大きいという。

 「2006年以降、日本人の1日の肉消費量が魚を上回るなど、(日本人の)食生活の肉食化が進んでいます。マテ茶は肉料理中心の南米において食事バランスを支える“飲むサラダ”として親しまれてきた歴史があり、事実、茶葉の栄養価の高さが認められているマテ茶は現代の日本人のニーズにマッチします」(同協会)。

 2014年にはW杯、2016年には夏季五輪がブラジルで開催されることもあり、今後は南米の文化が注目される機会も多くなる。これにひと足早く啓発活動を強化することにした同協会は今後、飲食店などと協力し、一般消費者に向けたマテ茶の講習会を開催したり、マテ茶の作法やフレーバーティーの作り方などを紹介していくほか、「将来的には日本マテ茶協会がマテ茶のティーインストラクターを養成していきたい」と、“飲むサラダ”のさらなる普及に向け意気込んでいる。

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