2012年03月02日 14時25分

都道府県別死亡率、ワーストは男女共に「青森」〜厚労省調査

 厚生労働省は1日、人口10万人あたりの年間死亡者数を示す都道府県別の『平成22年年齢調整死亡率』を発表した。それによると、死亡率がもっとも高かった都道府県は男性662.4人、女性304.3人の「青森」。低い都道府県は男性477.3人、女性248.8人の「長野」となった。全国の死亡率は男544.3、女274.9で、平成17 年調査と比較すると、男は48.9 ポイント、女は23.7 ポイント低下している。

 死亡率が低かった都道府県はそのほか、男性は「滋賀」(496.4人)、「福井」(499.9人)、「熊本」(508.2人)。女性は「新潟」(254.6人)、「島根」(254.7人)、「福井」(255.2人)。逆に高かった都道府県は、男性が「秋田」(613.5人)、「岩手」(590.1人)、女性が「栃木」(295.7人)、「和歌山」(294.5人)だった。

 また、男女ともに昭和35年、40年調査では西日本より東日本のほうが高い“西低東高”が特徴的だったが、近年は全国的な死亡率低下にともなって、地域差は小さくなってきている。その理由のひとつについて同省は「東高西低傾向のある脳血管疾患の死亡率が、全国的に大幅に低下し、差が小さくなってきていることがあげられる」としている。

 同調査は1960年から5年ごとに実施。各都道府県の“年齢構成の違い”による影響がでないよう算出している。

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