2012年03月07日 13時20分

M・ストリープ、初体験の鏡開きに大興奮 お酒も思わずペロリ

鏡開きを楽しんだ(左から)メリル・ストリープ、フィリダ・ロイド監督 (C)ORICON DD inc. [拡大する]

鏡開きを楽しんだ(左から)メリル・ストリープ、フィリダ・ロイド監督 (C)ORICON DD inc.

 第84回アカデミー賞で主演女優賞を受賞した米女優のメリル・ストリープ(62)が7日、都内で行われた受賞作『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』の来日会見を行った。フィリダ・ロイド監督とともに初の鏡開きを行ったメリルは「ホーゥ!」と声をあげ、興奮した様子で樽の酒を指ですくい、笑顔で味を確認。また、劇中でサッチャー英国首相を演じたことから、野田首相にアドバイスを求められると「もし総理が演技に関するアドバイスをお求めなら」とユーモアたっぷりに答えた。

 同作はイギリス史上初の女性首相を務め、保守的かつ強靭な政治方針から“鉄の女”と呼ばれたマーガレット・サッチャーの政治家としての栄光と挫折、知られざる日常の素顔を描く。米国人でありながら英国の有名人を演じたことにメリルは「自分にヒットさせることを求められたし、お年を召してからの部分や皆さんの知らない日常の部分を融合させていくのが難しかった」と役作りの苦労を明かした。

 サッチャーの魅力については「いくつになっても女性らしさを失わなかったところが彼女の素晴らしいところ。それでも男性社会で涙や笑いといった女の弱々しい部分は人前で見せなかったから、アイアンレディと呼ばれたんだと思う」と語った。また、「過去に実在の人物を演じたことはあったけど、今回はご存命の方なのでまったく違った。自分自身も学ぶことの多い映画で、ユニークな機会を与えてもらった」と振り返っていた。

 映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』は16日(金)より全国で公開。

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