2012年06月17日 10時00分

東京スカイツリーにあやかれなかった“残念メニュー”

オープンしてもうすぐ1ヶ月。東京スカイツリー人気を受けてさまざまな [拡大する]

オープンしてもうすぐ1ヶ月。東京スカイツリー人気を受けてさまざまな"あやかりメニュー"が生まれたが… (C)ORICON DD inc.

 東京スカイツリー(東京都墨田区)が開業してもうすぐ1ヶ月。開業前からスカイツリーブームが沸き起こり、地元墨田区はもちろん、全国各地にさまざまな“あやかりメニュー”が登場したことも記憶に新しい。しかし、なかには関連性を理解するのが少し難しく、意図がうまく伝わらなかった残念なメニューも…。その一例を紹介しよう。

 同ツリーのお膝元・墨田区にある居酒屋「北の味紀行と地酒 北海道」錦糸町店。同店では開業日の5月22日から、1ヶ月限定の開業記念メニュー『634盛り』をスタートさせた。その日おすすめの刺身を揃えた盛り合わせで通常価格は3000円相当だが、同ツリーに掛けて大幅に価格を下げ、1634円で提供している。

 スカイツリー開業記念として登場した “あやかりメニュー”は、見た目を似せたもの、高さ634メートルにちなんだものが多い。同店でもその数字に掛けて様々なアイデアを試行錯誤し、同メニューを開発した。しかし提供する刺身の種類は13種類。「634」を足し算してしまったのだ。装飾で多少高さを出しているものの、見た目も“豪華な刺身盛り”。同店を運営するコロワイド社は「最初にお出しすると必ず“どこがスカイツリーなの?”と聞かれます」と残念な状況を語る。

 「初めは、量を634グラムにしよう、高さを63.4センチメートルにしようなど色々と試しましたが、お客様に一番喜んでいただけるあやかり方を模索した結果、このような形となりました」と同社。「ただ、“6+3+4=13種類”というあやかりメニューの作り方に少々無理があったと思います…」と肩を落とす。

 とはいえ、13種類もの新鮮な魚介刺身盛り合わせを1000円台で食べられるとあって来店客からは大好評。スカイツリーとの関連性はまったく汲み取られなかったが、同店にとってはお客様の高評価が救いとなっているのかもしれない!?

 同メニューの提供期間は6月21日(木)まで。食べに行く人は一瞬でも東京スカイツリーを思い出してみてはいかがだろう。

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