上野動物園、赤ちゃんパンダの死を乗り越え「次も“トライ”したい」

会見中、涙をみせる上野動物園・土居利光園長 (C)ORICON DD inc. [拡大する]

会見中、涙をみせる上野動物園・土居利光園長 (C)ORICON DD inc.

 11日の朝に死んだジャイアントパンダの赤ちゃんに関して、上野動物園は同日都庁で記者会見を開いた。死因は気管支に母乳をつまらせたことによる肺炎。会見に出席した獣医師の原樹子動物病院係長は、動物の新生児は生後不安定な状態にあり、数日で死亡することは少なくないと説明しながらも「いまは頭が真っ白」とコメント。詳細を説明した福田豊副園長は「また来年、繁殖の時期が来たら“トライ”したい」と悲しみを乗り越え再挑戦を誓った。

 同園の説明によると、10日の夕方に親子を一緒にし、観察を続けていたが、翌11日7時30分に職員がシンシンのお腹の上で仰向けの状態になっている赤ちゃんを発見。獣医が心臓マッサージなどを施したが、その時にはすでに心肺停止の状態になっており、約1時間後に死んだことを確認。わずか6日間の命だった。

 その後の解剖で、死因は母乳を呼吸器に詰まらせたことによる肺炎と判明。解剖時の身長は15.8センチメートル、体重は125.4グラムだった。わが子が死んでしまった時のシンシンの様子について、福田豊副園長は「詳しいことは分からない」としながらも、「シンシンは気にしている様子だった」とも述べた。現在、シンシンの健康状態は問題ないが、展示開始の時期は未定となっている。

 ジャイアントパンダは繁殖が難しく「正確な統計はないが、初産の場合は1週間で6〜7割、死んでしまうことがある」(福田副園長)。同園では今月5日に赤ちゃんが誕生してから24時間体制で親子を見守ってきた。原係長は「このまま大きくなるのを見守っていければと思っていた」と無念さをにじませつつ、「今回の失敗を活かし、明日から前向きに」と決意新たに語った。

 死んでしまった赤ちゃんパンダの献花台は早いうちに園内に設置される予定。

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