2014年03月28日 09時30分

株主優待の桐谷さん、メディア露出増で新たな悩み「優待が使い切れなそう」

お手製“株価グラフ”を使って、自身が保有する株の値動きを解説。 (C)oricon ME inc. [拡大する]

お手製“株価グラフ”を使って、自身が保有する株の値動きを解説。 (C)oricon ME inc.

 株主優待生活で話題の“桐谷さん”こと元プロ将棋士・桐谷広人氏が27日、東京・紀伊國屋書店新宿南店でトークショー&サイン会を開催した。トークショーでは、株主優待付き銘柄の選び方などを分かりやすく解説する一方で、メディア露出増にともなう多忙ぶりも告白。優待券を使った巧みな生活術が自慢の桐谷氏だが、期限切れ間近の優待券がまだ手元に溢れているとこぼし、「紙切れになる前になんとか使い切りたいが、使い切れなそうで困っている」と嘆いた。

 新生活が始まる4月から投資を始めたいという初心者に向け、まず口座開設は「ネット証券が本当に便利」と手ほどき。買っておくと良いおすすめ銘柄については、「5万円以下で買え、QUOカードや図書券など使い勝手の良い優待品が付き、優待と配当の合計利回りが5〜6%くらいの銘柄」とした。まずは1社から株主になり、「少しずつ投資先を増やしていくほうがいい」とアドバイス。檀上で突然履いていたウォーキングシューズを脱ぎ始め、「優待で手に入れました」と力説し、笑いをさらった。

 トークショーの中盤には、手作りの“株価グラフ”が登場。1990年代から現在までの日経平均株価の推移や、利益を得た銘柄、大失敗した銘柄など保有株価の値動きを紹介し、その正確で緻密な記録力で、参加者たちをうならせた。

 およそ50分にわたったトークショーには、仕事帰りと思われるスーツ姿のサラリーマンなど、立ち見も含め50名ほどが参加。図表を使った分かりやすい解説に加え桐谷氏の人柄も手伝って、偶然立ち寄った参加者たちも熱心に聴きいっていた。司会は著書『桐谷さんが教えるはじめての株主優待』(総合法令出版)の編集を担当した大島永理乃氏が務めた。

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