2014年08月26日 11時30分

<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>大腸がんのリスクを減らす生活習慣とは?

若い腸年齢を維持させるには「発酵食品」と「食物繊維」が重要 [拡大する]

若い腸年齢を維持させるには「発酵食品」と「食物繊維」が重要

 年をとると気になる「目尻のしわ」や「しみ」などの顔の老化。しかし、老けていくのは顔だけではなく、加齢とともに歯に隙間ができる、脳が委縮するということも。ところが、臓器の老化を防ぎ若返らせた健康賢者が日本全国にたくさんいるという。そこで今回のORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント! みんなの家庭の医学』(毎週火曜日午後8時放送)のコラボ企画“おさらいニュース”では、「全国47都道府県で発見! 名医が認めた身体を老けさせない新事実SP」で判明した身体を老けさせない新事実から、腸を若返らせて大腸がんのリスクを減らす秘訣をお伝えする。

■ “腸の老化”で何が起こる?

 最近、「便がやたらとにおうようになった」「便秘気味になった」と感じる人は、もしかすると“腸の老化”が原因かもしれない。実は近年、こうした腸の老化を放っておくと、死亡率31%という危険な病になる可能性が高くなることがわかってきた。その病とは「大腸がん」。「便秘」の人はそうでない人に比べ、男性で約1.2倍、女性は何と約2.5倍も大腸がんになるリスクが高いのだという。

 大腸がんのリスクを減らすために、何とか腸の老化をストップさせ、若々しい腸を保つことはできないものか? そこで、ここ3年間の平均で大腸がんの死亡率が最も低かった滋賀県に住む13人に協力していただき、腸年齢を調べてみると、13人中9人が実年齢より若い腸を保っていることが判明し、なかには腸年齢が実年齢より30歳も若い人もいた。では、滋賀県民はどうして腸が若いのか、便秘治療のスペシャリスト・小林弘幸先生(順天堂大学医学部 教授)に伺ったところ、ポイントは運動や睡眠などの生活習慣。特に、食生活が大きなファクターになっているという。

■腸年齢を若返らせる秘訣は「発酵食品」と「食物繊維」

 番組では、夫婦そろって腸年齢が実年齢より30歳以上若かった70代のHさん夫婦の生活に密着。すると、滋賀県の郷土食「ふなずし」や「自家製ヨーグルト」など、毎日数種類の発酵食品を食べていること、そして自家製の漬物をはじめ、野菜を多く食べることで食物繊維を豊富に摂取していることがわかった。この「発酵食品」と「食物繊維」こそが、滋賀県の人々の腸内環境を整え、若い腸年齢を維持させている秘訣だったのだ。小林先生によれば、毎日3種類の発酵食品を摂取するのがおすすめだという。

 とはいえ、漬け物や塩辛に代表されるように発酵食品には塩分が高めなものも多く、味の相性がいいものからそうでないものまで、発酵食品3種類を組み合わせるのはなかなか大変。そこで、番組ではカリスマ家庭料理研究家・奥薗壽子さんが、1食で3種類の発酵食品が摂れ、なおかつ塩分控えめ、しかも食物繊維が豊富な腸を若く保つレシピとして、「納豆とオクラの焼き春巻き」「トウモロコシの発酵パンケーキ」「酒かすキムチ煮」を考案。発酵食品が苦手な人でも美味しく食べられる味付けとなっているため、ご家庭でもぜひとも作ってみてほしい。

※番組ケータイ・スマホサイトでは、「腸内環境を整える3つの発酵食品を使った発酵料理」の材料や詳しい作り方を紹介(※有料)。みんなの家庭の医学で検索!

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