2015年09月15日 10時00分

東北から世界へ! 小泉進次郎氏が「真に世界に通用するお土産を」と熱弁

イベント『世界にも通用する究極のお土産 〜「新しい東北」の挑戦〜』に登壇した小泉進次郎復興大臣政務官 (C)oricon ME inc. [拡大する]

イベント『世界にも通用する究極のお土産 〜「新しい東北」の挑戦〜』に登壇した小泉進次郎復興大臣政務官 (C)oricon ME inc.

 「新しい東北」事業の一環として、復興庁が主催するイベント『世界にも通用する究極のお土産 〜「新しい東北」の挑戦〜』が14日、都内・都市センターホテルで開催された。同イベントは、東北6県の生産者たち自らが、自慢の一品をもってエントリーする食のコンテスト。品評会前のパネルディスカッションには、小泉進次郎復興大臣政務官も登壇し、東北には未発掘ながらも魅力的な特産物が数多くあると明言。「真に世界に通用するお土産を」と、熱弁をふるった。

 同ディスカッションでは、度々意見を求められた小泉氏。地方の食品を世界へと考えた場合、最も大きな壁となる販路拡大について言及し、「これを進めるのは政治の力ではなく、民間の力だと思う。一方、国ができることは、今回のような“場所づくり”。民間の得意分野を邪魔せず、国ができることを今後も進めていきたい」と、力を込める。

 審査員や来場者に向け、「バイヤーの方々には、生産者の皆さんに対して、どこに向かうべきなのか、また(販路拡充へ向け)どのようなレベルに到達するべきなのか、その方向性を示していただきたい。そのディスカッションやアドバイスこそ、民間だからこそできる力です。ぜひ、“愛の千本ノック”だと思って、ビシビシ意見交換をして欲しい」と、熱いエールを送った。

 実食が行われる品評会前に、囲み取材にも応じた小泉氏。同イベントのテーマは、同氏にとっては“発掘”と明かし、「ものすごく美味しいもの、どこに出しても恥ずかしくないものが東北にはたくさんあります。それを名だたるバイヤー、または企業の方々に発掘していただきたい」とアピール。

 続けて、「被災地だから、食べてあげなきゃ。東北のものだから買ってあげなきゃ…ということではなく、おいしいから食べたい、食べたいから買ってみよう、信頼できる会社だから取引しようと、そう思ってもらえる素晴らしい素材がまだまだあって、真に世界に通用するお土産を選んでほしい」と語った。

 会場内には、総勢496商品の応募の中から、一次選考を合格した112品が参戦。イベント名通り、“世界にも通用する”究極のお土産として、全10品と特別賞が選出された。

■選出された『世界にも通用する 究極のお土産 〜「新しい東北」の挑戦〜』

1:八戸鯖・水煮缶詰 缶内熟成1年セット(青森県/八戸市)
2:山形代表 詰合せ7缶セット(山形県/南陽市)
3:プチジェリチェリー(山形県/寒河江市)
4:Amulet of the Sun 太陽の生レーズン/一房(岩手県/花巻市)
5:老舗の味つゆ(岩手県/花巻市)
6:平泉黄金バウム(岩手県/花巻市)
7:金のさんま(宮城県/気仙沼市)
8:金華さば燻製(宮城県/石巻市)
9:香木実(福島県/会津若松市)
10:国産無添加 ドライフルーツ「七果」(福島県/須賀川市)
特別賞:お米の地酒かすてら(山形県/酒田市)

>>授賞商品とその他商品画像 東北版『究極のお土産』セレクト10決定

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