2007年08月17日 12時00分

住んでみたい時代ランキング、1位は平安時代

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 和を重んずる国、日本。長い歴史の中で、様々な文化や風習を生み出し、古くは葛飾北斎の「ジャポニズム」から、最近ではジャパニメーションにいたるまで、その独特な感性や美学は、いつの時代を切り取っても海外からの評価が高い。そこでオリコンは「あなたが住んでみたいと思う時代は?」といったテーマでリサーチを行なった。

 総合1位に選ばれたのは【平安時代】(25.8%)。理由は「貴族として豪華な生活を送ってみたい」(北海道/専門・大学生/女性)、「十二単を着てみたいから」(東京都/30代/女性)、「通い婚生活や、和歌を送りあうような恋愛をしてみたい!」(兵庫県/専門・大学生/女性)など、優雅で華やかなイメージを持ち、紫式部の『源氏物語』の世界に憧れ、十二単を着てみたいという女性の回答が多い。一方、男性は“のんびりしている”、“平和そう”といった理由をあげる人が多かった。

 総合2位は【江戸時代】(18.9%)。よくTVドラマや映画で舞台にもなることから、親しみを感じている人も多い。「最も長く続いた時代だから、平和だったのだろう」(愛知県/20代社会人/女性)のほか、「幕末の新撰組や坂本龍馬に会ってみたい」(千葉県/20代社会人/男性)、「幕末の動乱を体験してみたい」(兵庫県/専門・大学生/男性)などで、性別に関係なく、多くの人が“幕末”に興味を持っているようだ。

 総合3位は【明治時代】(13.5%)。日本の文化と西洋の文化が融合し、急速に日本が変化していく激動の時代。「文明開化を肌で感じてみたい」(長崎県/20代社会人/女性)、「明治維新で欧米文化を取り入れた当時の日本の姿を見てみたいから」(埼玉県/専門・大学生/男性)、「武家社会が壊れて、色んな新しい価値観が生まれた時代だと思うから」(広島県/専門・大学生/男性)といった回答が多い。

 時代に対する思いは人それぞれ。ふと周りを見渡せば英語やカタカナの物があふれているが、それが海外から伝わってきたと考えることなく、普通に過ごしている人も多いだろう。では、海外から文化が伝わってくる以前の日本は果たしてどのような世界だったのか。そこはTVドラマや時代劇のように活気に満ちて、夢や希望にあふれていた時代だったのだろうか。回答の中に「タイムスリップできれば…」とあったが、まさにタイムスリップできるならば実際に体験して、日本がどのように発展していったのか見たいものである。

(2007年7月19日〜7月23日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の、中・高校生、専門・大学生、20代社会人、30代、40代の男女、各100人、合計1,000人にインターネット調査したもの)


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