2007年09月01日 06時00分

防災袋、「すぐに取り出せないと自覚」約4割

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 9月1日、防災の日。いざという時の備えはとても重要。非常時にすぐ持ち出せるように防災グッズを一つにまとめておくという対応も珍しくないが、その置き場に困っているという意見も少なくないのでは? オリコンが「防災の日」に関する意識調査をしたところ、「防災袋、すぐに取り出せないと自覚」している人が、36.8%もいることがわかった。

 男女1000人を対象に調査したところ、「防災の日」の認知度は61.6%。40代、30代では70%を越えたが、若くなるほどその認知度は下がり、20代は58.0%、専門・大学生は56.5%。そして中・高校生ではなんと49.5%と、5割を切ってしまうという結果になった。

 「防災グッズを備えているか?」という質問では、【備えている】が30.2%。しかし、「最寄の避難場所を知っていますか?」については、67.2%もの人が【知っている】と回答した。たしかに、避難所に関しては昔から、町の至るところに告知されているだけあって、認知度は高いようだ。

 「防災グッズを」【備えている】と回答した人に、「どこにしまってあるか」を聞いたところ、1位は【玄関付近】、2位【押入れ】という結果に。その他、「車のトランクの中」(40代/女性/静岡県 ほか)という女性からの意見が目立った。

 ただ、押入れや天袋、物置の奥の方にしまい込んでいる人も結構多く、「いざ」という時に取り出せない防災袋…、といったジョークを聞いたことがある人も多いのでは? ということで、ちょっと意地悪く「防災グッズをすぐに取り出せない」と自覚しているかどうかを聞くと、36.8%もの人が【すぐに取り出せない】ことを自覚していることがわかった。

 地震列島ともいわれる日本。「防災の日」をきっかけに、いつ何が起きても困らないような対策を、今一度見つめなおしてみてはいかがだろうか。

(2007年8月24日〜8月27日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の、中・高校生、専門・大学生、20代社会人、30代、40代の男女、各100人、合計1000人にインターネット調査したもの)


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