2007年10月24日 11時00分

住まい探しの観点、首都圏は「ファミリー都会志向」

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 住宅・不動産情報ポータルサイト「HOME'S」が首都圏(一都三県)の20〜59歳、将来的に(時期問わず)住まいの住み替え、購入、リフォームのいずれかを検討している男女を対象に、「住まい探しにおける観点の違い」を調査したところ、東京都、千葉県では特に、自分の家が良く見られることに対するこだわりが強い【ファミリー都会志向】の考えが多く見られることがわかった。

 「住まい探しにおける観点の違い」は6つのタイプに分類できるが、【ファミリー都会志向型】は、高所得者層が多く家族が良い生活を送れること、他人から見て自分の家が良く見られることに対するこだわりが非常に強いタイプ。エコを意識した製品を積極的に買うなど、環境問題に対する意識は高めで、子供の家庭教育にも熱心、街中でのショッピングも好む傾向がある。また、住まい探しに関しては「間取り」や「デザイン性」を最も重視しているようだ。

 一方、神奈川県、埼玉県で最も多かったのは【利便性こだわり型】。このタイプは、「家電製品」や「最新の住宅設備」に対する関心が強いほかには、特に住まい、生活全般に対するこだわりが強く見られないのが特徴。趣味が少ない代わりに広めの部屋に住んで、最新機種の携帯電話や最新家電を常にチェックするなどの傾向がある。また、住まい探しでは「自然環境」「医療機関」を、特に気にして選んでいるようだ。

 また、東京都、千葉県でも【利便性こだわり型】が2位に入り、神奈川県、埼玉県では【ファミリー都会志向型】、【ファミリー団らん志向型】が2位になるなど、全体的に見て、やはり一都三県ではスローライフよりも、都会的な生活を好む人が多く見受けられる結果となった。


■6つのタイプに分類できる「住まい探しにおける観点の違い」■

【ファミリー都会志向型】
高所得者層が多く家族が良い生活を送れること、他人から見て自分の家が良く見えることに対するこだわりが非常に強い。

【利便性こだわり型】
「家電製品」や「最新の住宅設備」に対する関心が強いほかには、特に住まい、生活全般に対するこだわりが強く見られないのが特徴的。

【ファミリー団らん志向型】
家族のコミュニケーションを大事にする一方で、高級家具、最新家電などお金のかかることへの関心は比較的低く、文化・芸術への関心も高くはない。

【田舎でのんびり型】
年収は平均的であり、「自然」を好む反面ご近所づきあいなどには煩わしさを感じているのが特徴で、家族全員が外部の干渉から逃れてくつろげるような生活が夢。

【自己スタイル追求型】
住宅に対する意識は低く、住まいの見た目よりも主に通勤や便利かどうか、という基準で住まいを選択することが多い。

【ハイレベル追求型】
ペットや高級家具、趣味の充実など生活全般に対する欲求が非常に高く、住まいに対しても高級志向が強い。住まいが建っている「地域」や「土地柄」に最もこだわるタイプ。

■調査対象
インターネット調査(HOME'S調べ)https://www.homes.co.jp/'SのHP
http://www.homes.co.jp/



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