2008年09月04日 17時00分
ブルーレイレコーダー所有率、わずか11.5% 価格がネックに
■その他の写真ニュースはこちら
家電量販店はもちろんのこと、レンタル店でもクローズアップされている“ブルーレイレコーダー”。しかし、カカクコムが実施した意識調査によると、「購入したい」「購入を検討している」というユーザーが50%以上なのに対し、「所有している」と答えたユーザーはわずか11.5%になることが分かった。ブルーレイレコーダーの利便性は理解しているものの、いざ購入となると本体や記録メディアの価格の高さがネックになっているようだ。
同アンケートは、同社の購買支援サイト『価格.com』の意識調査『価格.comリサーチ』にて8月に実施。4978人が回答している。
1月にはライバル規格のHD DVDが撤退を表明したことで、2008年は“ブルーレイ本格始動”のむきがある。とはいえ、最先端機器に敏感な同社ユーザーの間でも所有率は11.5%。所有者の27.4%は「半年以上1年未満」に購入している。この時期に集中していることについて、同社は「HD DVDが事実上の“終結宣言”を行いブルーレイに規格が統一されたこと、商品のラインナップ強化と価格の低下、デジタル放送の全国的な普及が要因だろう」と分析する。
逆に、「購入の意思はない」(31.5%)と答えたユーザーの中でもっとも多く挙がった意見は「ブルーレイレコーダー本体の値段が高い」(58.8%)、「記録メディアの値段が高い」(46.5%)というもので、価格帯がネックになっていることが分かる。1年前に比べると半値近くまで値下がりしているブルーレイだが、DVDレコーダーが5〜6万円だったのに対し、同規格商品は廉価モデルでも8〜9万。本体価格の値下げが、ブルーレイレコーダー普及の必須事項と言えそうだ。