2009年01月14日 09時00分

業界初、JTBがモバイル販売開始で前売りをチケットレス化

■JTB新サービスの利用イメージ図はこちら

 旅行代理店のJTBは13日(火)、これまで旅行会社やコンビニエンスストアのみで取り扱っていた、割引・特典付きの「前売り入場券」のモバイル販売開始を発表した。同サービスは全国各地のテーマパーク、水族館や美術館などの前売りチケットを携帯電話で購入でき、現地窓口では携帯電話の画面を見せることで入場受付が完了するというサービス。携帯電話の画面を目視することによるチケットレス入場認証を、全国の施設に導入するのは業界初の取り組みになる。

 同サービスは24時間対応で、思い立った時にチケットを購入できる点が特長。また、利用者はチケット購入のために窓口やコンビニエンスストアへ行く手間がなくなるほか、チケットレスにより入場券の保管や紛失などの面倒もなくなる。さらに、施設側は「チケットレス化により入場券の管理・検収、販売額の把握、精算業務の手間を省力化することができる」(同社)ほか、携帯電話サイトを使うため、入場施設ごとのイベント・施設情報の発信・変更もスムーズに行うことができる。

 参画施設は現段階で約70。ノーザンホースパーク(北海道)、スパリゾートハワイアンズ(福島)、EDO WONDERLAND日光江戸村(栃木)、ナムコ・ナンジャタウン(東京)、富士急ハイランド(山梨)、白浜海中展望塔(和歌山)、阿蘇火山博物館(熊本)など、全国の観光スポットが揃った。

 同サービスは体験プログラムや現地ツアー等のショッピングモール「地域発!なにするモール」で展開。決済方法はウォレットシステムによるクレジットカード(前払い)か現地払いになる。同社はメインユーザーを30〜40代女性グループ、ファミリー層とし、「初年度目標は取り扱い額2600万円、施設数100施設。将来的には、地域物産販売にもつなげていく」(同社)という。




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