2009年04月07日 17時00分
ヤフー動画とGyaOが統合“日本最大級の映像配信プラットフォーム”誕生へ
ヤフー株式会社 代表取締役 井上雅博氏と株式会社USEN 代表取締役社長 宇野康秀氏(右)
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Yahoo! JAPANを運営するヤフー社と、株式会社GyaOの親会社であるUSENは7日(火)、都内USEN本社で合同会見を開催。ヤフー社がGyaOの株式を51%譲り受けるとともに、2009年秋から「Yahoo!動画」と「GyaO」の両サービスを統合させ、ネット上の映像配信ビジネスの規模拡大に取り組むことで合意した。両社が手を組むことで、「日本最大級のオフィシャル映像配信プラットフォーム」が誕生することになる。
合同会見では、今回のサービス統合によって、広告配信、課金システムなども統合させていくことが発表された。作品はすべて権利者の許可を得たオフィシャルの映像が配信され、さらに広告や課金などの仕組みを提供することでインターネット上における映像配信ビジネスのプラットフォームとして、テレビ局、映画配給会社、映像制作会社、広告代理店などさまざまな企業と一緒に映像配信ビジネスの拡大をはかっていくという。
Yahoo! JAPANとUSENは、「映像の制作者、配信業者、利用者のバランスが保たれ、それぞれが利益を享受できる安全な映像配信システム構築のため、今後も努力していきます」と、コメント。また、ヤフー社の井上社長は「ITの世界の話なので、長期的に考えている」と語り収益目標は非公開としながらも、「両サービスの長所を生かし、将来的にはさらに新しいプラットフォームの開発を続けていきたい」と、統合後の展開について意気込みを述べた。