2009年07月08日 13時00分

イトーヨーカ堂がディスカウントストア出店に加速、年内で20店舗目指す

ディスカウントストア『ザ・プライス』の店内イメージ写真  [拡大する]

ディスカウントストア『ザ・プライス』の店内イメージ写真 

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 イトーヨーカ堂は7日、東京都足立区のイトーヨーカドー千住店を低価格プライベートブランド商品を扱うディスカウントストア『ザ・プライス』に業態変更することを発表した。セブン&アイHDの新たな業態店舗である同店だが、1号店を開業した2008年8月から約1年で10店舗目をオープンさせており、同社は同店舗の出店を加速させ「2009年度中に首都圏で合計20店舗体制を構築していく」としている。

 今月25日にオープンする千住店は、「ナショナルブランドメーカーの商品と比べ、約3〜5割安の価格を実現」(同社)しているという低価格PB商品『ザ・プライス』を96品目導入。また、新聞折込チラシの配布回数を削減し、売場内の装飾物なども大幅に減らすことで販促コストの削減を意識する。また、それに伴いイトーヨーカドーとしての営業は20日に終了となる。

 『ザ・プライス』はPB商品のほか、形は不揃いでも品質は良い、規格外の商品を市場からの直接買い付けることで流通コストを削減し、当日納品・売り切りを徹底させた青果売場や鮮魚売場、「1頭丸ごと仕入れ、部位ごとに売り切ることで無駄な廃棄ロスなどを削減」(同社)する精肉売場など、品質と低価格にこだわった品揃えが特長。また、商品は段ボールや物流ケースのまま陳列することで、商品補充の負担を軽減させており、「毎日のご利用頻度が高い商品を中心に、平均価格帯をイトーヨーカドーより、常時1〜3割程度安く設定」しているという。

 また、同社は今回の発表に併せ、低価格PBシリーズを「2009年度中に約350品目投入する」と述べている。

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