2009年08月24日 15時00分

テレビ朝日が日本で初の“ゲリラ雷雨”予報

“ゲリラ雷雨”情報のデータ放送の様子  [拡大する]

“ゲリラ雷雨”情報のデータ放送の様子 

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 テレビ朝日は24日、近年多発する“ゲリラ雷雨”被害の軽減を目的に、9月1日から情報番組『スーパーJチャンネル』(同局系)内にて「ゲリラ雷雨情報」を地上デジタル、ワンセグのデータ放送で提供すると発表した。“ゲリラ雷雨”を予報として伝えるのは日本初の試みとなり、80%以上の確率で事前捕捉が可能だという。

 “ゲリラ雷雨”とは「当日の朝の時点で予測できず、突然雷を伴い滝のようにザーザーまたは、ゴォーと感じる土砂降りのような雨」、「急速かつ局地的に発達する積乱雲によって短時間に集中的に降り、時に冠水や浸水などの被害が出るような激しい雨」の2種類が主な定義。

  これまでの気象観測技術では、その予測が難しいことから、“ゲリラ雷雨”の情報を予め伝えることは困難とされてきた。今回、ウェザーニューズ社が、次世代型の気象レーダー「WITH レーダー」を開発。また、全国各地の方が自ら参加し伝え合う、“ゲリラ雷雨”を監視するネットワーク「ゲリラ雷雨防衛隊」を結成した。“ゲリラ雷雨”の発生を事前に伝える「ゲリラ雷雨メール」などで、新しい形の「減災情報」を『スーパーJチャンネル』内のデータ放送として発信する。

 干していた洗濯物が“ゲリラ雷雨”のおかげで洗い直すはめに…など身近な被害ならまだしも、昨年8月には“ゲリラ雷雨”とみられる激しい雨で、都内の下水道工事中に急激な増水で男性5人が死亡。また栃木県では、車が水没して女性1人が命を落とすという痛ましい事故も発生している。「ゲリラ雷雨情報」を携帯電話で確認すれば、被害を未然に防いだり、最小限に止めたりするなど期待できそうだ。

 「ゲリラ雷雨情報」は『スーパーJチャンネル』の放送時間帯に地上波デジタル放送、ワンセグのデータ放送にて、関東エリアの情報を提供する。



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