2009年09月03日 18時00分

NPBがドラフト会議初の試みを発表 会場にファン1000名を招待へ

加藤良三氏、王貞治氏、東芝取締役・代表執行役役副社長の前田義廣氏 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

加藤良三氏、王貞治氏、東芝取締役・代表執行役役副社長の前田義廣氏 (C)ORICON DD inc. 

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 日本野球機構(NPB)は3日、今年で45回目を迎える2009年プロ野球『新人選手選択会議(ドラフト会議)』で、初の試みとして会場にファン1000名を招待することを発表。会見に出席した日本プロフェッショナル野球組織コミッショナー特別顧問の王貞治氏は「ファンあってのプロ野球。いいアイデア」と賛同した。

 今年セ・パ両リーグ誕生60周年を迎え、さらなる日本球界の発展と普及を目的にNPBは新たなファンサービスを発表。加藤良三会長は今年“侍ジャパン”がWBC2連覇を達成した功績を踏まえ「日本の伝統を支えるのに、若者たちの力は必要不可欠。多くのヒーローが誕生する、その歴史的な瞬間に立ち会ってもらうことになりました」と語気を強めた。

 王特別顧問も「これで、より身近にプロ野球を感じてくれるかと思う。(多くの人が)関心を持ってくれるのでは?」とこの試みがもたらす効果に期待を寄せた。また、各球団の指名が重複した際に行われる抽選のボックスが今年から透明な仕様になることもあわせて発表。交渉権を獲得する際の監督たちの“手探り”もうかがえるユニークな趣向となる。

 東芝を特別協賛に迎える『プロ野球ドラフト会議 supported by TOSHIBA』は10月29日(木)後4時から東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催。ファン招待の応募受付は、NPBオフィシャルサイト特設ページ内で9月7日(月)前11時より25日(金)後6時まで行われる。

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