2009年10月25日 11時00分

こども店長・加藤清史郎、「好きな子います」と顔真っ赤

インタビューでは母親の手作りの浴衣を披露してくれた加藤清史郎 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

インタビューでは母親の手作りの浴衣を披露してくれた加藤清史郎 (C)ORICON DD inc. 

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 NHK大河ドラマ『天地人』出演で一躍注目され、トヨタのテレビCM“こども店長”としても人気の子役・加藤清史郎。天才子役と称され大忙しの毎日を送る彼は、歌手デビューに続き今月18日に書籍『こども役者 加藤清史郎のきもち』を発売するなど、ますます活躍の場所を広げている。そんな俳優・加藤がORICON STYLEの単独インタビューで見せた顔は、ごく普通の小学生。野球が大好きで逆上がりと跳び箱が苦手。「秘密なんだけど…」と同じ小学校に“いる”と明かした好きな子の話では大照れしながら手足をじたばたさせる、実に愛くるしい一面をみせてくれた。

 妻夫木聡演じる主人公・直江兼続の幼少期“泣き虫”与六を熱演。「ワシはこんなとこ来とうなかった!」というセリフで視聴者のハートを打ち抜き、今やCM、ドラマ、映画に引っ張りだこの加藤。さまざまな現場を経験したこの1年は「楽しかった。どれも本当に楽しいことばかりでした」と振り返る。「(撮影は)どんな時も、なんだか分からないけど全部(楽しい)。熱中しているんだと思います」と大人びた意見を語りながら、少し舌ったらずな語尾はやっぱり“こども”。

 加藤といえば“泣ける子役”として評価が高いが「役の気持ちになっていると、涙が出る」そうで、「涙が出ないときは怖いこととか、悲しいこととかを思い出していると泣いちゃう」と真剣な顔つきで話す。一方、笑顔のシーンについては「笑いの演技はなんかうまくいかない。そればっかりは何を思い出しても笑えないから。難しい」と、8歳にして早くも自身の芝居と向き合う。

 そんなプロの顔つきから一転、話の矛先が学校や家族に及ぶと緊張した言葉使いはどこへやら。「得意な教科は算数と国語の音読、あと音楽。体育も!」とパッと明るい表情になり「でもね、体育は好きだけど鉄棒の逆上がりが、回るところから上がれないの。あと跳び箱も全然ダメ」と出来ない悔しさからか、しょんぼりとした表情に。

 シュンとしたかと思えば、すぐに「そのかわり走るのは速いんです!!」と返ってきた。「駆けっことか、運動会では(入学から)今の小学2年生までずっと1位で走ってるの」と得意満面。格好いい姿を見せれば、クラスの女子からモテモテなのでは? と冗談めかしてみると「えー、そんなこと……秘密なこと1つあるけど」とモジモジ。「なに? なに?」と詰め寄る記者に「えぇーやだーぁ」と、会議室の大きなソファーで膝をキュッと抱えて三角座りするあたりが愛らしい。

 今回の著書でも「好きな子います」と告白している。「えぇーー。そのコトぉーー」と、顔を真っ赤にしながら頭を抱えてじたばた、すぐに顔を上げて“しぃーッ”と人差し指を唇にあてる姿は、どこにでもいる8歳の男の子。

 将来の夢は「俳優さんか、野球選手」。いつか一緒に仕事をしてみたいのは嵐の櫻井翔と即答。「好きなところは全部。格好いいのと頭がいいのと、あとは歌も歌えて俳優さんもできて、ニュースキャスターもできて、ダンスも踊れて。色んなことができるところ」と目を輝かせる。これからも「お芝居をがんばって、勉強もがんばります」と、くったくのない笑顔で語ってくれた。

 加藤の家族とのオフショット写真や自筆の作文、さらに11月公開の映画『なくもんか』からの場面カットに、CM撮影風景などプライベートが詰まった『こども役者 加藤清史郎のきもち』(小学館刊)は現在発売中。共演者や番組プロデューサーらのコメントも綴られている。

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