2009年10月25日 10時00分

“CO2”25%削減に向け、移動は“車から自転車”に!? 車離れがさらに加速

このような交通渋滞も、近い将来は解消されるかもしれない (※写真はイメージです)  [拡大する]

このような交通渋滞も、近い将来は解消されるかもしれない (※写真はイメージです) 

■CO2 25%削減を目指してできるエコ活動のコメント

 地球温暖化をはじめ、さまざまな環境問題が高い関心を集めるなか、先ごろ鳩山首相が日本の温室効果ガスの削減目標を“CO2の25%削減”と発表。この実現を目指し、身近なことから始められるエコ活動とは一体どんなものがあるのだろうか? オリコンでは「CO2の25%削減に向けて始める身近なエコ活動は?」というアンケートを実施したところ、1位は【エコバッグ】が挙がり、“レジ袋を使わない”買い物がかなり浸透してきたようだ。また車の使用頻度を減らす、もしくは通勤手段を車から自転車へといった【自動車】に関する意見も多く、車離れの加速が伺える結果となった。

 数年前からスーパーマーケットでのレジ袋の有料化や、エコバッグを持参することでのポイント付与など、急速に普及してきた【エコバッグ(マイバッグ)】。「簡単に出来るし、可愛いエコバッグを使用したいので」(静岡県/30代/女性)と、最近ではタレントとのコラボバッグや、高級ブランド・PRADAが発売した3万円のエコバッグも登場。女性が携帯したくなるファッション性を十分に備え、さらに活用されそうだ。

 そして2位には【こまめにスイッチオフ・節電】が挙がり、8位に【エアコンを控える】、圏外にも【エアコンの温度設定】や【エコ家電への買い替え】などが続き、「(CO2と同時に)家庭の電気代も減るから」(北海道/10代/男性)と、節電への意識はかなり高いといえそう。

 3位の【ゴミの分別】もかなり浸透している様子。「あらためてゴミの分別を見直したい」(千葉県/30代/女性)と、ペットボトル、缶、瓶などの分別収集が始まってから10年以上を経て、再度正しい知識を身につけたいという意欲的な意見が挙がった。TOP10内には6位【ゴミの削減】、7位には「不要な本、CD、服を売る」(岐阜県/40代/女性)と【ゴミのリサイクル】が続き、節電と同様にゴミ処理への関心度も高い。

 また、今回のアンケート結果を見ると、車との付き合い方を見直す人も多い。4位の【できるだけ自動車を使わない】という意見から「踏切での車のエンジン切り」(大阪府/30代/男性)などの5位【エコドライブ】、そのほかにも「車、バス、電車・・・じゃなくて自転車だったらCO2を削減できる」(奈良県/10代/女性)という理由で10位に【自転車で移動】が登場している。現在開催中の『第41回東京モーターショー』では、各自動車メーカーがこぞって次世代エコカーを発表。CO2削減に向け、全精力を注いだ施策がすでにスタートしている。エコに対する認識、更なる企業努力が今後の自動車産業の鍵を握っていることは間違いない。

 再生資源利用促進法、いわゆるリサイクル法が誕生したのは、遡ること18年前、1991年の本日25日。もう一度自分の身近なエコ活動を見直すいい機会かもしれない。


【調査概要】
調査時期:2009年9月25日(金)〜9月29日(火)
調査対象:合計1,000サンプル(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の10代、20代、30代、40代の男女 各125サンプル)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査



【世代別 始めたいエコ活動TOP5】


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