“黄金の右腕”で菊池投手獲得 渡辺監督の悔し〜い“ゲン担ぎ”

花巻東・菊池雄星投手との交渉権を獲得した、埼玉西武・渡辺久信監督 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

花巻東・菊池雄星投手との交渉権を獲得した、埼玉西武・渡辺久信監督 (C)ORICON DD inc. 

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 プロ野球・ドラフト会議が29日、都内のホテルで行われ、注目の超高校級左腕・菊池雄星投手(岩手・花巻東高)の契約交渉権は埼玉西武が獲得した。6球団が競合するなか“黄金の右腕”で当たりクジを引いた渡辺久信監督は、花巻東高のカラーである紫のボールペンを持参するなどゲン担ぎが功を奏し「ドラフトは100点満点!」と満面の笑みをみせたが、実は過去に悔しい思い出の“ゲン担ぎ”があったという。

 午後4時からの会議は、関東ローカルながらTBSが2年ぶりに地上波のテレビ中継を実施。また、『プロ野球ドラフト会議 supported by TOSHIBA』と銘打ち、初めてスポンサーを導入しただけでなく、野球関連の展示スペースを設置。なかでも任意の球団、名前、所属を記入するとモニターにお馴染みの画面が映し出される“ドラフト指名体験コーナー”が人気を呼んだ。

 1965年のドラフト開始以来、初めて会場をファンに開放。約16倍の高倍率から選ばれた1000人が詰め掛けた会場には、各球団の選択選手が紹介されるたびに歓声が上がる。その中心はもちろん、メジャーからも熱視線を送られたみちのくの左腕・菊池投手。交渉権は“ナベQ”こと、渡辺監督の手に渡った。

 自身も高卒ドラフト1位として西武(当時)に入団。快速球を武器にエースとして長年、活躍したこともあり、ことドラフトに関しては、人一倍の思い入れがある。「球団ぐるみで念じていたので、その気持ちが僕の右腕に乗り移ったと思う。本当は(クジを)混ぜてからやろうと思ったが(当たりクジが)逃げていくような気がしたのでやめました」と興奮しながら語った。

 ドラフト前夜、菊池投手の地元・岩手の清酒『南部美人』をスカウトらと飲み「皆で身を清めてきました。あと紫のボールペン。抽選時はポケットに手を忍ばせていました」と“ゲン担ぎ”を明かした渡辺監督だが、シンプルで地味なゲン担ぎの裏には、こんなエピソードもあったという。

 「以前(初監督就任直後)のドラフトでは、ゲン担ぎに大好きだったありとあらゆる“ギャンブル絶ち”をして本番に臨もうとしていたんですよ。ところが、ドラフト前の秋季キャンプ(宮崎・南郷)でスーパーに寄った際、流れでスピードクジを引く羽目になって…その時、7枚中5枚が当たるフィーバーぶり。その結果、ドラフトでは5球団が競合となった長谷部康平投手(東北楽天)の交渉権を得ることができず、ずっと気になっていたようですね」(在京スポーツ紙記者)。

 派手なゲン担ぎはせず、精神を落ち着かせ集中力を高めた結果、「うちが指名するまで彼の名前が挙がらなかったことで『もしかしたら…』と運命を感じていた」と運気まで渡辺監督に味方した今回のドラフト。埼玉・所沢の球団事務所で、この様子をテレビで見守った関係者も「(当てた)その瞬間は、皆から自然に拍手がわき起こっていた。これからキャンプをはじめ、グッズ製作とか色々ありますが、それもこれも入団が決まってからの話。仕事が忙しくなる? そりゃ〜多忙になることは、我々にとっては非常にありがたい話ですからね」と冷静に構えるも、松坂大輔(現・レッドソックス)入団以来の大フィーバーぶりを暗に期待しているようだった。

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