2010年03月15日 15時00分

平岩弓枝氏・五木寛之氏が直木賞選考委員を退任〜日本文学振興会が発表

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 日本文学振興会は15日、直木賞選考委員の平岩弓枝氏と五木寛之氏が選考委員を退任したと発表した。後任は未定で、7月15日に開かれる第143回の選考会は、浅田次郎氏、阿刀田高氏、井上ひさし氏、北方謙三氏、林真理子氏、宮城谷昌光氏、宮部みゆき氏、渡辺淳一氏の8名によって行われる。

 平岩氏は退任理由について「23年間選考委員を務めて、多くの作家を世に送り出すことができました。この辺で後進の方にバトンタッチしたいと思います」と説明。また、五木寛之氏は第142回同賞を受賞した佐々木譲氏『廃墟に乞う』の論評にミスがあったことから「選考も選評も、それぞれの作家が真剣勝負で取り組んできました。33年間選考委員を務めましたが、今回の選評でミスをおかしたことを機に退任し、清新な空気を直木賞に入れたいと思います」と表明し、同振興会は両氏の気持ちを汲んでこれを了承した。

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