2010年03月21日 10時00分

栽培キット付きムックも登場 初心者向けベランダ菜園商品、今年も続々

講談社が種苗メーカー「サカタのタネ」と手を組んで発売する栽培キット付きムック『我が家でミニ野菜をつくる1 ミニトマト』  [拡大する]

講談社が種苗メーカー「サカタのタネ」と手を組んで発売する栽培キット付きムック『我が家でミニ野菜をつくる1 ミニトマト』 

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 食の安全、節約志向などにより昨今注目を集めている“ベランダ菜園”。省スペースで楽しむことができるうえ、摘みたての取り新鮮な風味を調理で堪能できるとあって、幅広い世代から注目を集めている。そんな流行を受け、講談社は種苗メーカー大手の「サカタのタネ」と手を組んで栽培キット付きのムック『我が家でミニ野菜をつくる1 ミニトマト』を発売。また、タキイ種苗も人気インテリアショップ・フランフランとの共同開発商品『Vege 栽培キット』第2弾を展開する。両商品がターゲットにしているのはベランダ菜園初心者。わかりやすい解説とスマートなデザインを武器に、ビギナーに訴求していく。

 付録付きムック人気とベランダ菜園人気を受けて発売される『我が家でミニ野菜をつくる1 ミニトマト』(26日発売・税込1500円)は、ミニトマト・レジナの種と栽培ポッド、培養土、錠剤肥料の付録が付いたもの。冊子には栽培指南のほか、栽培したミニトマトを使ったおかずやおつまみのレシピ、トマトの歴史を紹介した野菜図鑑などが掲載。同社は“誰でもすぐに始められる”、“どこでも育てられる”という簡便さを売り文句に、「今始めると夏には鈴なりのミニトマトが食べられます」と同書をアピールする。

 『Vege栽培キット』(26日発売・税込780円)は、「若年世代が農業に触れるきっかけとなる商品」を目指してフランフランとコラボレーションしたもので、ケーキを思わせるパッケージが特長的な栽培キット。2009年6月に第1弾商品を発売したところ20〜30代女性の支持を集め、約2ヶ月で全商品が完売したという。見た目の愛らしさのほかにも、“初心者でも失敗せずきちんと収穫できる”種にこだわり、選りすぐりの種子と培養土を使用。また、飽きっぽい人でも取り組みやすいよう、約1ヶ月で食べられる品種を選んでいる。第2弾商品はコマツナ、チンゲンサイ、ホウレンソウ、サニーレタス、ミズナの5種類で展開し、さらなるファン拡大を目指す。

 その他、サントリーフラワーズも野菜苗「サントリー 本気野菜」シリーズに、初心者向けの『あんしん収穫シリーズ』を投入するほか、アイリスオーヤマは可燃ごみとして処理できる『燃えるゴミとして捨てられる培養土』を展開。集合住宅でも1人暮らしでも手軽に始められる“ベランダ菜園”は、手軽さを売りにする商品が続々と発売されることもあり、ますます人気に広がりをみせそうだ。

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