2010年04月05日 15時00分

最もハッピーなニュース 第6回『HAPPY NEWS 2009』大賞決定

プレゼンターを務めた女優・杏(左)と大賞を受賞した長谷川知子さん(右)と愛娘 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

プレゼンターを務めた女優・杏(左)と大賞を受賞した長谷川知子さん(右)と愛娘 (C)ORICON DD inc. 

■受賞作品一覧

 日本新聞協会は5日、毎春実施している『第6回 HAPPY NEWS大賞』の授賞式を都内で行った。4月6日の“新聞をヨム日”にちなみ実施される同賞は、2009年4月1日から2010年3月31日までに新聞に掲載された記事のなかで、読んで“最もハッピーになった”記事を選びコメントを添えて応募するコンテスト。大賞に選ばれたのは、大雪による列車運休の緊急事態に遭遇し、ヒッチハイクで試験会場にたどり着いた親子の記事【ヒッチハイクで春つかむ】を投稿した長谷川知子さん(豊田市)。授賞式に登壇した長谷川さんは「なかなか明るいニュースが見つけられないなと思っていたら、自分の誕生日にこの記事を見つけて」と意外なエピソードを明かし、「巡り合わせかな」と改めて喜び語った。

 2004年のスタートから6度目となる今回は、海外からの応募も含め過去最多の1万2,025件。そのなかで大賞に選んだ理由として「新聞の記事を介した母娘のやりとりがユーモラスで温かく、読み進むうちに涙があふれ、誰かに伝えたい! という気持ちがよく表現されている」としている。実際の長谷川さんは、自分の投稿が最終選考に残っていると聞いた時は「まさか自分が!?」と信じられなかったそう。しかし、大賞を受賞した記事を読み終えたときは涙が止まらなかったと、当時を振り返った。

 大賞のほか、「HAPPY NEWS一般」9件、「HAPPY小学生/中学生/高校生(それぞれ3件)」、そして同コンテストに熱心に取り組んだ2校に「HAPPY NEWS学校賞」が贈られた。今年、同コンテストのプレゼンターを務めた女優・は「HAPPY NEWSは出会うことも大事だけど、(それに)気付くことも大事」と応募者たちに賞賛を贈り、笑顔を見せた。

 「新聞は、事件事故などの悲しいできごとや、政治経済の難しい話ばかりだけではなく、日々の生活に、いつも元気を届けようとしている」という新聞の役割を知ってもらうためにスタートし、「幸せなニュースが増えて世の中が少しでも明るくなればいい」との思いが込められた同コンテスト。すでに来年の開催も決定しており、次はどのようなニュースが読者の心をひきつけ、どんなコメントでその感動が伝えられるのか? “どれも幸せそうで選べない”と、審査員達が顔をほころばせながら上げる“嬉しい悲鳴”が聞こえることを切に願いたい。


>>昨年も心温まるニュースが登場
第5回 『HAPPY NEWS 2008』大賞



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