2010年04月10日 06時00分

都道府県別「男女平等ランキング」で鳥取県1位〜東北大学研究グループが発表

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 47都道府県の「男女平等度」を指標化して測定したところ、もっとも男女平等な県は鳥取県であることがわかった。東北大学の研究グループが9日、公表した。おおむね中部、関西、中国・四国地方は平等度が高かったが、九州、東北、北海道は平等度指標の低い県が多く、中でも「九州地方では“九州男児”という言葉の通り女性知事の熊本県を除き、平等度が下位の県が続いている」という。

 同調査は「子育て」、「女性の教育」、「男女人口」、「女性の労働参加」、「女性の給与」、「女性の政治参加」6項目の指標を県別に収集し、男女共同参画の先進国・ノルウェー統計局が公表している男女平等度指数の推計手法にもとづいて集計している。

 1位の鳥取県は女性の労働参加率や女性議員などの割合が高く、ダントツの1位となった。そのほか、長野県、京都府、岡山県、香川県が同順で2位に。九州本島は熊本県が19位だったものの佐賀県と長崎県が30位、大分県と福岡県が34位、宮崎県が42位、鹿児島県が45位と、6県が30位以下となった。

 日本の男女平等度指標は全都道府県をまとめた指数で、国際比較をしたものはこれまでにも公表されているが、「男女共同参画の進み具合が地域別にはっきりと把握できる」同調査は、地域・項目ごとの改善ポイント、政策上の優先順位なども測れる「有効に活用できる統計資料になる」と、同グループは期待を寄せている。





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