2010年04月29日 10時00分

最も歌われている“昭和歌謡曲”TOP20発表 、1位は「タッチ」

一世を風靡した岩崎良美が歌う「タッチ」が首位  [拡大する]

一世を風靡した岩崎良美が歌う「タッチ」が首位 

■最も歌われている“昭和歌謡曲”TOP10

 4月29日の祝日「昭和の日」にちなみ、業務用通信カラオケの第一興商が同社DAMシリーズの「あの頃検索」データを基に『昭和歌謡曲カラオケランキング』を発表した。1位に躍り出たのはあだち充原作の野球漫画『タッチ』の主題歌として流れ、同作のヒットとともに一世を風靡した岩崎良美が歌う【タッチ】。2位には演歌の女王・石川さゆりの代表曲【天城越え】、そして3位には80年代のバンドブームを牽引したREBECCAの【フレンズ】がTOP3を飾り、アニメ、演歌、ポップスと異なるジャンルでの“昭和の名曲”たちが支持された。

■裕次郎、テレサ・テンなど昭和の“スター”健在

 高度成長とバブル絶好調の昭和50年代後半から60年代後半に発表された楽曲が並び、そこには時代を象徴する“スター”たちが続々登場している。1987年に惜しまれながら他界し、その後もファンの心を魅力し続ける石原裕次郎。5位【北の旅人】、14位【銀座の恋物語】の2曲がランクイン。また香港、台湾、日本で活躍し“アジアの歌姫”と称えられたテレサ・テンも、裕次郎同様に12位【つぐない】、17位【時の流れに身をまかせ】の2曲がTOP20に登場した。

■昨今の“カバーブーム”を象徴、新世代にも歌い継がれる昭和の名曲

 新世代の歌い手よって度々カバーされてきた名曲たちもランクイン。“春の別れ”といえば必ず曲名が挙がる、7位のイルカが歌う【なごり雪】を始め10位には尾崎豊の【I LOVE YOU】、そして16位に松田聖子【赤いスイートピー】、18位にPRINCESS PRINCESSの【M】、そして20位には久保田利伸【Missing】と名バラードが続々登場。リアルタイムでは聞いていない若い世代たちも、新しい歌い手によって曲の存在を知り、歌い継がれている。

 時代も昭和から平成へと移り、気がつけば22年という歴史を重ねてきた平成の音楽史。もちろんこの期間にも、さまざまな名曲が生み出され社会現象を巻き起こしてきたことはいうまでもない。今回のランキングは、まさに昭和の“顔”ともいえる名曲たちが出揃う結果となった。


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曲名歌手名流行した年※(西暦)
1位【タッチ】   岩崎良美昭和60年
(1985年)
2位【天城越え】石川さゆり昭和61年
(1986年)
3位【フレンズ】REBECCA昭和60-61年
(1985-1986年)
4位【ロンリー・チャップリン】鈴木聖美
  with ラッツ&スター
昭和62年
(1987年)
5位【北の旅人】石原裕次郎昭和62年
(1987年)
6位【酒よ】吉幾三昭和63年
(1988年)
7位【なごり雪】イルカ昭和50-51年
(1975-1976年)
8位【ふたりの大阪】都はるみ・宮崎雅昭和56-57年
(1981-1982年)
9位【居酒屋】五木ひろし・木の実ナナ昭和57-58年
(1982-1983年)
10位【I LOVE YOU】尾崎豊昭和58年
(1983年)
10位【北空港】浜圭介・桂銀淑昭和63年
(1988年)
12位【つぐない】テレサ・テン昭和59年
(1984年)
13位【大空と大地の中で】松山千春昭和52年
(1977年)
14位【銀座の恋の物語】石原裕次郎・牧村旬子昭和36年
(1961年)
15位【さざんかの宿】大川栄策昭和57-58年
(1982-1983年)
16位【赤いスイートピー】松田聖子昭和57年
(1982年)
17位【時の流れに身をまかせ】テレサ・テン昭和61-62年
(1986-1987年)
18位【M】PRINCESS PRINCESS昭和63年
(1988年)
19位【酒と泪と男と女】河島英五昭和51年
(1976年)
20位【Missing】久保田利伸昭和63年
(1988年)

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