2010年04月28日 20時50分

国内文芸作家初の試み 渡辺淳一の代表作『死化粧』がネットで無料全文公開

渡辺淳一の自選短編集第1弾『死化粧』(朝日文庫)  [拡大する]

渡辺淳一の自選短編集第1弾『死化粧』(朝日文庫) 

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 映画化された『失楽園』『愛の流刑地』などでも知られる作家・渡辺淳一氏が1969年に発表したデビュー作『死化粧』が28日、インターネット上で無料全文公開された。『渡辺淳一自選短編集』(朝日文庫)の5ヶ月連続発売を記念した企画で、国内文芸作家がネット上で作品を無料全文公開するのは初の試み。出版元の朝日新聞出版によると、渡辺氏も今回の企画を快諾したといい、広く無料公開することで新規ファンの獲得を狙う。

 4月7日に発売された自選短編集第1弾『死化粧』は、母の死を看取る医師の葛藤を描いた表題作『死化粧』のほか、極限の人間ドラマを描いた5編を収録。第2弾は5月7日発売。無料公開は5月14日(金)まで。

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