2010年06月09日 05時00分

ベッソン監督、ビートたけしは「俳優としても監督としても素晴らしい」

リュック・ベッソン監督 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

リュック・ベッソン監督 (C)ORICON DD inc. 

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 最新監督作品『アデル ファラオと復活の秘薬』(7月3日公開)のプロモーションで来日中の仏映画監督、リュック・ベッソンと主演の仏女優ルイーズ・ブルゴワンが8日、都内で開催されたプレミア試写会で舞台あいさつを行った。ルイーズが自身について「昔は、ビートたけしのテレビ番組に出ていたのに、日本で有名な女優になっちゃったようなものよ」と冗談めかして話すと、ベッソン監督も北野武監督について語りだし「俳優としても監督としてもすばらしいものを作っていますね」と敬意を表した。

 北野監督は、先月フランスで開催されたカンヌ国際映画祭に最新作『アウトレイジ』(6月12日公開)を出品し、現地でも大いに話題になったばかり。さらに「彼はフランスでも大変人気があって、今、パリでエキシビションが開かれています。私たちがせっかく日本に来たというのに、なぜパリでやっているんでしょう」とベッソン監督はユーモアたっぷりに話した。

 そもそも、ルイーズはフランスの有料テレビチャンネル『カナルプリュス』でミス天気予報に大抜擢され、2008年6月まで毎夜、“お天気お姉さん”として活躍していた経歴があり、映画出演2作目となる同作で初主演を飾ったシンデレラガール。同作では、最愛の妹の命を救うため、古代エジプトの最高の秘宝と言われる“復活の秘薬”を追い続けるジャーナリスト・アデルを演じた。

 今日の舞台あいさつでルイーズは、「ビートたけし」を持ち出しただけでなく、「渋谷でショピングして、明治神宮やお寺に行き、家族にトラブルがあるのでお寿司用の包丁を買いました」「ルーブル美術館のシーンは夜撮影しました。いつも、日本人の観光客が150人くらいいて見られないモナ・リザをゆっくり見ることができました」と、たけしの毒舌に勝るとも劣らないブラックジョークが冴え渡った。

 「キレイ」という日本語が気に入り、カメラマンや客席から「キレイ」「カワイイ」と声をかけられると、はにかむような笑顔を見せていただけに、そのギャップは鮮烈な印象を残していった。ベッソン監督もそこに惚れ込んだのか「今日、素晴らしい女優ルイーズと一緒に立っていることを誇りに思う」とご機嫌だった。

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