「ありがとう」の声とともに…HMV渋谷店がついに閉店

22日午後11時30分、鏡開きの後に下ろされたシャッターとともに、20年の歴史を閉じたHMV渋谷店 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

22日午後11時30分、鏡開きの後に下ろされたシャッターとともに、20年の歴史を閉じたHMV渋谷店 (C)ORICON DD inc. 

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 20年にわたり東京・渋谷で営業を続けてきたHMV渋谷店が22日、多数のファンに見守られながら閉店した。多くのアーティストが出演した最終日のインストアイベントは一時入場規制がかかるほどで、閉店時刻の午後11時を過ぎても観客の声に応えて演奏を続行するほどの盛り上がり。午後11時30分、同店の吉田則光店長とファイナルイベントの発起人であるDJ・クリエイティブディレクターの沖野修也が鏡開きを行いシャッターが下ろされると、店頭に集まったファンからは「ありがとう」「お疲れ様」の声が飛び交った。

  この日の同店周辺は終日看板を撮影する人で溢れ、店内も「いつもの週末と比べると2倍以上」(同社広報)という来店者数を記録。中学1年生の頃から通っていたという27歳の男性は「2階のレコードコーナーによく行っていた。残念」とコメント。ファイナルイベントを観に訪れたという25歳の女性は「上京してからずっとCDはこのお店で買っていたので悲しい。いろんなCDを試聴する楽しみが減っちゃう」と名残惜しそうに看板を見上げた。

 最終日のインストアイベントには、閉店を惜しむアーティストたちが多数登場。1階では須永辰緒、DJ KAWASAKIらがDJを行い、2階ではオレンジ・ペコー、ワイヨリカ、マウンテン・モカ・キリマンジャロ、ROOT SOULらのライブが開催された。また、最後のセッションには「ライブを観に来ただけなんですけど」というシンガー・ソングライターのスガシカオが飛び入りで参加。アーティストとファンの『ありがとう』と『お疲れ様』の想いを乗せて華々しくフィナーレを彩った。

 池住店長は「閉店を発表してから、毎日のようにお客様からいただく『ありがとう』や『本当に残念です』という言葉は我々渋谷店スタッフの心の励みになりました。閉店は寂しい限りですが、音楽ファンはこんなにもいるんだと改めて知り、励みにも思っています」、「いつでもすばらしい音楽に巡り合える、そんな場所があり続けることを願っています」とコメントを寄せた。

 同店は英国系CDショップ・HMVの日本第1号店として1990年にオープンし、1998年にセンター街に面した現在の場所に移転。国内最大級の売り場面積を持つ旗艦店として20年に渡り営業を続けてきた。しかし、趣味の多様化やインターネットからのダウンロードやWebショップ利用者の増加、違法配信の蔓延などでCDショップに逆風が吹くなか、今年6月に閉店を発表していた。

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