2011年01月13日 15時00分

「東京マラソン」チャリティランナー枠に707名応募

『東京マラソン2010』の様子 (C)TOKYO MARATHON  [拡大する]

『東京マラソン2010』の様子 (C)TOKYO MARATHON 

 東京マラソン財団は13日、6日に募集を締め切った『東京マラソン2011』(2月27日開催)のチャリティランナー枠に、707名の応募があったと発表した。現時点で集まった寄付金の総額は7176万5000円。同制度は10万円以上の寄付を申し込んだ人の中から希望者先着1000名が“チャリティランナー”として大会に参加できるというもので、2010年12月15日より受付を開始。初日だけで定員の約半数となる533名から申し込みがあるなど大きな反響があった。

 同財団が発表したチャリティランナーの応募者構成は男性が633名、女性が74名。最年少は19歳の女性、最年長は80歳の男性で、応募者の平均年齢は47歳。マラソン歴40年の80代男性からは「80代の参加者の範疇に入り、あと何回楽しめるかと思っているとき、走ることで何かのお役に立てればと参加申し込みをさせていただきました」という挑戦の理由とともに、「20代の思い出多き東京の街を自分1人ではなく、難病と闘っている子どもさんたち、難民キャンプで苦労されている子どもさんたち、その人たちのことを思いながら走ることで、新しいマラソンが始められると思います」という意気込みが寄せられている。

 チャリティランナーは海外のマラソン大会ではすでに確立されているが、同大会で寄付金枠を取り入れるのは5回目にして初めて。応募者からは「海外のチャリティマラソン事例に常々賛同しており、今回の試みが全国的に広がってくることを期待しています」(30代男性)、「世界のシティマラソンではチャリティ参加は一般的になってきており、日本でも走ることで社会貢献ができる機会が出来たことは素晴らしいことだと思います」(50代男性)など、チャリティへの賛同意見が多かった。

 集まった寄付金は各協会や財団、NPO法人を通じて「難病と闘う子どもと家族の支援」「森林再生プロジェクト」「難民キャンプ支援」「障害アスリート支援」に活用。また、同財団では3月末まで、1万円単位の寄付を受け付けている。

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