「第144回芥川賞」は2作品 朝吹真理子『きことわ』/西村賢太『苦役列車』

『きことわ』で芥川賞を受賞した朝吹真理子氏(撮影・新潮社)  [拡大する]

『きことわ』で芥川賞を受賞した朝吹真理子氏(撮影・新潮社) 

 日本文学振興会は14日、「第144回芥川賞・直木賞(平成22年度下半期)」の選考会を都内で開き、芥川賞に朝吹真理子さん(26)の『きことわ』(新潮9月号)、西村賢太さん(43)の『苦役列車』(新潮12月号)が決まった。直木賞も本日発表される。

 朝吹真理子氏は1984年東京都生まれの26歳。2010年に『流跡』で第20回Bunkamuraドゥ マゴ文学賞を最年少となる25歳で受賞した。詩人・朝吹亮二氏の娘であり、現在は慶應義塾大学前期博士課程に在籍している。

 西村賢太氏は1967年東京都江戸川区生まれ。市立中学校卒業後フリーター等で生計を立てる。2003年7月より同人雑誌「煉瓦」に参加して小説を書き始め、2004年『けがれなき酒のへど』が文學界04年下半期同人雑誌優秀作に選出された。芥川賞は過去に『どうで死ぬ身の一踊り』で第134回候補に、『小銭をかぞえる』で第138回候補になったことがある。

 新聞・雑誌に発表された純文学短編作品の中から優秀作を選定する芥川賞は、芥川龍之介の名を記念して昭和10年に制定。選考委員は池澤夏樹氏、石原慎太郎氏、小川洋子氏、川上弘美氏、黒井千次氏、高樹のぶ子氏、宮本輝氏、村上龍氏、山田詠美氏のほか、今回から新たに島田雅彦氏が加わった。前回(平成22年度上半期・昨年7月15日発表)は赤染晶子氏『乙女の密告』が受賞している。

 今回ノミネートされていた芥川賞候補は以下のとおり。

●第144回芥川龍之介賞候補
朝吹真理子『きことわ』(新潮9月号)
小谷野敦『母子寮前』(文学界9月号)
田中慎弥『第三紀層の魚』(すばる12月号)
西村賢太『苦役列車』(新潮12月号)
穂田川洋山『あぶらびれ』(文学界11月号)

【写真一覧】⇒第144回芥川賞・直木賞 候補者の顔ぶれと候補作名

オリコン日本顧客満足度ランキング 自動車保険

オリコン日本顧客満足度ランキング 英会話スクール


CS編集部 Facebook オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について