2011年02月01日 15時45分

九重親方、現在の相撲界に苦言 「日本人だらしないぞ!」

九重親方 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

九重親方 (C)ORICON DD inc. 

 元横綱・千代の富士の九重親方が1日、都内で行われた『ヒストリーチャンネル いま、ニッポンに昭和力』(CS放送 2月5日)記者発表会に出席。自身の現役時代と現在の相撲界の違いを聞かれた九重親方は「今の若者はハングリー精神が薄れて、根性ある奴が少なくなった。外国人力士が人一倍努力していて、その分日本人がだらしないぞ!っていうのが現状」と苦言を呈した。一方、昨年の学生横綱で九重部屋に入門する明月院秀政(めいげついん・ひでまさ)についても言及し「いい逸材を持っています。いい所を引き出しながら、トップに近い状態で出せるように」と、その活躍に期待を寄せた。

 ヒストリーチャンネル開局10周年を記念して放送される同番組。<昭和のメッセージ><昭和の通史>など5つのテーマから、昭和を生きた人々の活力となっていた“昭和力”をひも解き、『日本を震わせたあの言葉』など新作オリジナル番組5作品を中心に展開される。

 この日は、1970年に生まれた40歳の“昭和人”を対象に、“昭和力”を象徴する人物・言葉を選別したアンケート結果も発表された。九重親方が引退時に発した言葉『体力の限界。気力もなくなり、引退することになりました』が挙げられると「(あの言葉は)あらかじめ考えていなかった。自分では全く意識していなくて、その時に出た一瞬の言葉でした」と当時を振り返った。

 終盤には九重親方が得意という“書”を披露し、番組タイトルになっている『昭和力』を勢いよく書き上げた。また同発表会には、東京タワーのマスコットキャラクターであるノッポン兄も参加。九重親方と共に会場に訪れた受験生たち一人ひとりにエールを送った。

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