2011年02月18日 17時40分
スキンケアは当たり前!? 男の身だしなみ、細部にまで
男性用美容商品を集めたコーナーも(写真は渋谷ロフト)
男性の“身だしなみ”の範囲が女性並みに広がってきている。化粧水や乳液等男性用のスキンケア商品は数年前より各社から発売されているが、昨今は香りケアや角質ケアなど、男性をターゲットにした商品が続々と登場している。
男性用美容商品を集めたコーナーを3年前から展開している東京・渋谷ロフトは、男性たちの美容に対する意識の高まりについて「色々なメンズブランドが発売されてきた1〜2年前から社会的に認知度が出てきた」とコメント。同店は今年のバレンタイン時期に合わせ、『MEN’S CLUB』(アシェット婦人画報社)とコラボレーションした男性用美容商品特設コーナーを展開したが、20代後半から30代の男性が多く訪れたという。
同売り場で人気だったのが、グルーミングセットや衣料用の消臭剤。また、これまでは女性の間で関心が高かった“足の裏の角質ケア”商品『ベビーフット イージーパックSP Lサイズ』(リベルタ)。同商品はもともと女性をターゲットに発売されたブランドだが、30cmのLサイズを発売したことにより、男性の利用も可能になった。担当者は男性客の美容に対する意識の高さについて「女性のお客さまはパッケージやデザインを見て気に入った商品を手に取って行かれることが多いが、男性のお客さまは裏面の商品説明を読んで自分に合ったものを選ばれています」と語る。
有楽町阪急はこの秋にメンズ館へと生まれ変わり、3月3日にリニューアルオープンを迎える大阪・難波の大阪高島屋は新たにメンズ専門フロア「タカシマヤメンズ」を導入する。女性たちの間では“プチプラコスメ”“ファストファッション”が話題の昨今、オシャレや美容に関心を持つ男性に各企業は熱い視線を注いでいる。