2011年02月26日 13時45分

三浦友和、妻・百恵さんを「名前では呼ばない」

映画『死にゆく妻との旅路』の初日舞台あいさつに登壇した三浦友和 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

映画『死にゆく妻との旅路』の初日舞台あいさつに登壇した三浦友和 (C)ORICON DD inc. 

 俳優の三浦友和石田ゆり子が26日、都内で行われた映画『死にゆく妻との旅路』の初日舞台あいさつに出席した。夫婦の絆を描いた同映画について三浦は「劇中で妻(石田)に“名前で呼んでほしい”と言われるシーンがあって。ウチも現実に(妻・百恵さんと)『お父さん、お母さん』との呼び合いになっているので、女の人は名前で呼ばれたい気持ちがあるんでしょうね」と女心に理解を示しながらも「まあ、名前で呼ぶわけではないんですけどね、絶対」とあっけからんと話し、笑いを誘った。

 同作は、1999年に実際に起きた『保護責任者遺棄致死事件』の当事者・清水久典氏が著した夫妻の272日間、6000kmの旅の記録をもとに制作したロードムービー。長引く不況により借金が増えるなか、妻ががんを患っていることを知った夫(三浦)は、残りわずかな現金を手に、夫婦で最後の旅に出る。

 「初日に足を運んでいただけただけで、感無量です」と観客に感謝した三浦は、同作を通じて「今の世の中、妻が病気になったり、自分が経済的に失敗したり、他人事ではないなと。改めて夫婦のあり方や、これからを考える機会になりました」。また、全国を駆け巡った強行スケジュールを振り返り「土日で高速が1000円のときに移動したりして。低予算映画って、そういうのを利用するんですよ」と裏話を明かし、会場を沸かせた。

 一方、独身の石田は「まだ結婚していないもので、奥さんの空気、夫婦の空気感をどうやって出したらいいのか。孫がいる役は初めてだったので、とても戸惑いました」と役作りに苦労したと言いながらも、 “憧れの人”だったという三浦との夫婦役に「こんなに素敵な友和さんとずっと一緒にいられて、嬉しかったです」と終始笑顔だった。

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