2011年04月05日 12時00分

エコへの関心「ある」80.5% 〜節電活動でエコ意識が大幅に上昇〜

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 現代の生活者のライフスタイル、意識などについて毎月発表しているオリコンインサイツ(オリコン・コミュニケーションズ)が5日発表した、『節電に関する実態調査』と『エコに関する意識調査』では、昨年3月に実施した『エコ意識調査』に比べ、【エコに関心がある】と答えた人が12.4%増の80.5%となった。東日本大震災に伴う計画停電や節電活動を受け、人々のエコ意識が大幅に変化したことを伺わせる結果となった。

 具体的に変化した項目は、【節約することはエコの一環だ】【エコや環境配慮を意識して消費を行っている】【環境改善のためならば、多少の犠牲はいとわない】が約15%増。消費や生活に対する意識の変化では「今までどんなに幸せで恵まれた生活をしていたかわかった」(男性/30代)など、これまでの生活や環境を再認識する意見が目立った。

 特に「改めてエコロジーの大切さを知った」(男性/50代)、「計画停電に関係なく今後も続けていくことができれば地球環境の改善に大きくつながる」(女性/10〜20代)など、物や資源の大切さや、一人ひとりの心掛けが大きな力になることを実感している人が多いようだ。

 実際に『環境配慮やエコを意識して行っていること』では、【節電】が61.9%(前年比17.8%増)、【節水】が52.2%(21.8%増)と大幅に増加。他にも、繰り返し充電が可能な『充電式電池の使用』や、消費電力が少ない『発光ダイオード(LED)照明の使用』が前年に比べ14%程度アップするなど、環境に配慮した行動を積極的に行っている人が増えていることがわかる。

 今年の夏は、東京電力管轄内だけで最大1500万キロワットの電力が不足すると予想されている。大規模停電を避けるためにも、一人ひとりがエコ意識を高め、さらに工夫・実行することが、今後の環境配慮・エコロジーにとっても非常に大きな意味をもたらすことになるだろう。

【調査概要】
調査期間(2010年): 2010年3月29日(金)〜4月16日(金) 546サンプル
調査期間(2011年): 2011年3月24日(木)〜28日(月) 795サンプル
調査対象:自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜50代 男女
調査地域:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、群馬県、山梨県

■オリコンインサイツ https://insights.oricon.co.jp/




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