2013年春完成予定“第五期歌舞伎座”外観デザインお披露目

「歌舞伎座」外観デザイン完成予想図(提供:松竹株式会社、株式会社歌舞伎座)  [拡大する]

「歌舞伎座」外観デザイン完成予想図(提供:松竹株式会社、株式会社歌舞伎座) 

 老朽化やバリアフリー等の問題で昨年4月に閉鎖し、建て替え工事を行っている歌舞伎座(東京都中央区)を管理する松竹と歌舞伎座は5日、都内で2013年春に完成予定の“第五期歌舞伎座”の外観デザインを報道陣に公開した。

 地下鉄東銀座駅直結となる同施設の劇場部分は瓦屋根や唐破風、欄干など長らく親しまれてきた歌舞伎座のデザインを踏襲し客席数、舞台寸法は従来と同程度を想定。バリアフリー化やエレベーターの設置、トイレの増設、客席の寸法を拡大するなどして快適性を強化した。オフィスやギャラリー等も備えた高層複合施設は日本建築の練子連子格子をモチーフにした外観で、地下4階、地上29階建てのビルに。屋上には日本庭園をしつらえ、憩いの空間を用意する。

 歌舞伎座は1889年(明治22年)に開設。1921年の漏電による火災で焼失し、1923年の関東大震災による再建工事中断などがありながらも翌年には現在の建物の原型である第三期の大殿堂が完成した。2010年まで使用されていた第四期歌舞伎座は1945年の空襲で外郭を残して焼失した建物の基礎や側壁の一部を利用して改修して1950年に完成したもので、建築から87年、改修から60年経っていた。

 歌舞伎座の建て替え計画については現在の建物を保存できないか幾度となく検討されたが建築・改修から長い歳月が経っていることのほか、空襲で焼け残った骨組みを使用していたことから「現在の大きな問題点を払拭する方策は、全面的な建替えしかないとの結論に達した」(歌舞伎座)という。

 今回の建て替えは歌舞伎座の伝統を継承しつつ商業施設、オフィススペースを備えて銀座の街を活性化させる狙いもある。松竹の迫本淳一社長は「歌舞伎座は歌舞伎の伝統であるとともに銀座のランドマークであり東京の観光名所。伝統を守りつつ、銀座という新しい魅力のある町にしていく」とコメント。また、先進の耐震性能や自家発電設備などを備え、災害時は3000人程度を収容できるスペースと備蓄を提供できる“銀座の防災支援拠点”としての役割も果たしていく。

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