2011年04月22日 13時00分

『ぴあ』首都圏版、7月休刊 〜創刊から40年「時代の役割を全うした」

4月14日(木)発売の首都圏版『ぴあ』最新号  [拡大する]

4月14日(木)発売の首都圏版『ぴあ』最新号 

エンターテインメント情報誌『ぴあ』の首都圏版(隔週刊・ぴあ)が7月21日の発売(1,341号)をもって休刊することが22日、わかった。同誌は 1972年に創刊し、演劇、映画、ライブなどのチケット発売情報を軸に展開。これまでエンタメ雑誌の草分け的存在として親しまれてきたが、一次的な情報の入手がインターネットにシフトしたことで、40年の歴史に幕を下ろすことになった。

 まだインターネットが一般家庭には普及していない創刊当時(72年7月)、音楽ライブ情報や映画館の上映時間といったエンターテインメント情報を掲載し、若者たちから絶大な支持を得て、88年には最高53万部を発行した。しかし90年代に入り、情報収集ツールがインターネットに移行すると共に、徐々に売上げ部数が低迷。同社担当者は「情報誌としての時代の役割をまっとうした」と語っている。中部版は10年6月、関西版は同10月にすでに休刊しており、雑誌『ぴあ』はこれで姿を消すことになる。

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