2011年04月27日 13時55分

笑いを通じて地域活性化! 吉本芸人47組が全国都道府県へ“居住”

吉本興業が『あなたの街に“住みます”プロジェクト』を発表 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

吉本興業が『あなたの街に“住みます”プロジェクト』を発表 (C)ORICON DD inc. 

 2012年4月に創業100周年を迎える吉本興業グループは27日、『100周年プロジェクト』の一環で“地域社会とエンターテイメントの共創”をテーマに展開する『あなたの街に“住みます”プロジェクト』の概要を発表した。今年、47都道府県から各1人ずつ採用された同社エリア担当社員とともに、“地域に住みます芸人”として吉本芸人47組が各都道府県に居住し、笑いを通して地域活性化を目指す。同社東京本部で開かれた記者会見には、お披露目された“住みます”芸人47組とともに、タレントの西川きよしが応援に駆けつけ「こんなに素晴らしい企画は初めて。お笑いが生活の“ライフライン”の一つになれるように、笑顔で全国を繋いでいけたら」と今後を見据えた巨大プロジェクトに期待を寄せた。

 同プロジェクトは、エリア担当社員と“住みます”芸人のほか、全ての吉本タレントや社員が全国地域の課題に耳を傾け、さまざまな力を合わせて地域のために活動していく。各県に派遣された芸人は、地方に根づいている伝統工芸や観光地、産業を直に学び、地域活性化のための手伝いやPRイベントを行う。間もなく芸能活動50周年を迎える西川は「今はいい意味で、お笑いも過渡期。小さなことからコツコツと、力を合わせて頑張っていこう」とエールを送った。

 東日本大震災で被災した岩手県出身で、同県に居住することが決まったお笑いコンビ・アンダーエイジの熊谷由輔は「知り合いで連絡が取れない人がいて、この企画とは関係なしに帰ってなにかしたいと思っていた。こんなに自分がやりたいことと一致した企画はない。やれることを探して頑張りたい」と力強くコメント。原発問題が未だ収束していない福島県を訪れるお笑いコンビ・ぺんぎんナッツの中村陽介は「不安がないと言ったら嘘になる。福島出身ではありませんが、今だからこそ笑いや笑顔を届けたい」と意気込んだ。

 記者会見にはほかに藤井隆が出席したほか、桂三枝島田紳助ダウンタウン明石家さんまら先輩芸人がビデオメッセージで登場し、地方に赴く芸人らに激励の言葉を送った。

オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

当サイトで公開されている情報(文字、写真、イラスト、画像データ等)及びこれらの配置・編集および構造などについての著作権は株式会社oricon MEに帰属しております。これらの情報を権利者の許可なく無断転載・複製などの二次利用を行うことは固く禁じております。