2011年05月29日 10時00分

8月11日、被災地沿岸部で一斉に花火大会

8月11日午後7時より東北太平洋沿岸の複数の場所で花火を一斉に打ち上げる『LIGHT UP NIPPON 』プロジェクト  [拡大する]

8月11日午後7時より東北太平洋沿岸の複数の場所で花火を一斉に打ち上げる『LIGHT UP NIPPON 』プロジェクト 

 東日本大震災で甚大な津波被害を受けた東北太平洋沿岸の複数の場所で、8月11日午後7時より花火を一斉に打ち上げるイベントが開催される。「追悼」と「復興」の意味を込めて行われる同企画は開催地の地元有志らと、趣旨に賛同した都内20〜30代の有志によって結成された「LIGHT UP NIPPON 実行委員会」主催によるもの。会場数や花火の規模は集まった協賛金・募金によって決定される。

 資金難や警備面・電力需要の問題などで花火大会の中止発表が相次いでいる中、甚大な被害を受けた東北太平洋沿岸部で鎮魂と復興の花火が上がる。現在の開催予定地は岩手県山田町・大槌町・釜石市・大船渡市三陸町、福島県相馬市・いわき市。そのほかの地域でも開催に向けて話が進められている。

 日本の花火大会は大飢饉や疫病などで犠牲になった人に対する慰霊の意味があると伝えられており、同実行委員会は「被災された方々がこれまでと同じように生きること、生き続けることの先に、希望や喜びがあるという当たり前のことを改めて感じる機会をつくりたい」という思いからプロジェクトを立ち上げた。

 花火制作会社の協力もあり、スタンダードな3号玉は1発3000円、中規模クラスの5号玉は同1万円、尺玉といわれるメインの10号玉は同5万円で打ち上げることができ、集まった金額によって花火大会の規模も変わる。

 同企画への募金は1口1000円からで7月31日まで受付。公式Webサイトの応募フォームより申し込みが可能で、募金申し込みの際に記入できる名前と被災地へのメッセージは後日Web上に掲載される。

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